ななえ歯科クリニック

患者さまには、生まれ持った天然歯をより多く、より長く残していただきたいと考えています。そういった思いから、すぐに削って詰める治療ではなく、初期のむし歯は経過観察を行う場合もございます。むし歯治療というと削って詰めるというイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、当院では「むし歯の進行を抑える」という部分に重きを置いています。

むし歯は糖分摂取頻度を低くすることで、進行を抑えることが期待できます。そのため、食習慣へのアドバイスも適宜行い、現状維持ができるよう精一杯サポートいたします。

むし歯や欠損した歯は、つめ物かぶせ物義歯などで補うことはできますが、やはり「見た目」も「機能」も「歯の寿命」も「自然のままの歯」に勝るものはないのは言うまでもないことでしょう。
１２歳ごろには生えそろう（親知らずは除く）永久歯は、その後７～８０年は使い続けることになります。
当クリニックは、生涯にわたって「食べる」「笑う」「話す」「飲み込む」という大切な機能を担う「お口の健康づくり」をサポートします。
半年ごとの「サポート受診」を継続していただけることで、「無意識にむし歯をつくる食生活」「歯並びや全身の健康に悪影響を及ぼす口呼吸」「歯周組織に悪影響を及ぼすストレス」にみずから気づくことで、自主的な行動変容が期待できるのです。

むし歯が進行しにくいお口を目指すために、当院では生活習慣から改善を行うようアドバイスしています。

お子さまのお口にむし歯を見つけたと言って、慌てて歯科医院に来られる親御さまもいらっしゃいます。そういった方にまずお伝えしたいのが「急がず、落ち着いてご相談ください」ということです。

むし歯になった歯が乳歯であれば、つめ物などをするのではなく、進行を抑えるための処置を行いながら永久歯の生え変わりを待つことも可能です。

まずはお口の状況を検査し、お子さまのお気持ちに寄り添いながら負担の少ない治療を提供できるよう考えてまいります。

当院では、歯科医師の目線だけで治療の提案を行うのではなく、患者さまのご希望に添った治療を提供すること、患者さまへ尽くす「忘己利他」を信条に、日々診療に取り組んでいます。「忘己利他」とは「自分を忘れて他人のために尽くす」という意味です。

患者さまの立場に立って考えることを心がけ、自分がされたくないことは、患者さまにもしないよう気を配りながら、無理のない治療を進めてまいります。

お口のことでお悩みやお困りごとがありましたら、いつでもご相談ください。お口の健康について一緒に考えながら、予防や治療に取り組んでまいりましょう。