【矯正歯科】矯正中はよりていねいな歯磨きが必要です
矯正を行っている患者さまにとって、矯正器具であるブラケットを装着しているときは、ブラッシングがしにくいものです。そのため患者さまには、「同じところを3回磨く」ということをご説明しております。また歯ブラシだけではなく、歯間ブラシを使用してブラッシングを行う方法もご指導しております。
矯正中に汚れがたまりやすい場所として、ブラケットの周辺、歯と歯の間、そして歯と歯茎の間があります。これらの汚れは一度歯を磨いただけでは、きちんと落としきれません。磨き残しが原因で矯正中に虫歯になってしまった場合、矯正器具を取り外してから虫歯の治療を行うなど、手間も時間もかかってしまいます。そのため、最初は慣れずに時間がかかってしまうかもしれませんが、入念なセルフケアをすることをご説明しております。
お子さまの矯正に関しても多くのご相談を受けることがありますが、お子さまの矯正に関しては、それぞれの歯の状態によって異なります。
将来的には矯正が必要となりますが、急いで行う必要がない場合、また、永久歯の生えかわりのタイミングで行う場合などさまざまです。特に、乳歯はもともとすき間があるもので、成長段階で矯正が必要か否かの判断が難しく、状況に応じて見きわめる必要があります。矯正は長い期間を必要とするため、お子さま自身の負担も考慮する必要があります。また、矯正を行う場合には、同時にお口周りの筋肉を動かすトレーニングも必要となります。このトレーニングは医院に来られたときにだけ行うものではなく、自宅でもしっかりと行っていかなければなりません。
まずは、お子さまのお口の状態を把握することが必要です。お子さまの矯正について、ご相談やお悩みがありましたらぜひご来院ください。
矯正を行っていくなかで不安視されているのは後戻りです。後戻りとは、矯正装置を外したあとに、移動をした歯が元の場所に戻ろうとする現象のことを指します。後戻りを防止するために、通院による矯正が終わったあとでも、定期的に検査に来ていただくことが大切です。当院では、こうした後戻りを防止するために、保定装置を装着していただくことをおすすめしております。保定装置を装着する期間の大まかな目安として、治療していただいていた期間は装着していただきたいと思っております。
噛み方の癖や、食いしばりによっても後戻りをする可能性があります。後戻りを防ぐためには、動かした位置でしっかりと止めておくことが必要です。動かした歯をしっかりと定着させるためにも、保定装置の重要性についてご説明しております。
歯の矯正を行うなかで、進行のペースは一人ひとり異なります。そもそも、矯正は装置をつけることにより歯の場所を移動させることですが、そうすることにより、歯が元の場所に戻ろうとする力がかかります。その際、歯の根の周辺にある歯根膜という部分が圧迫されます。歯根膜には神経や骨など、歯の土台をつくるための細胞があり、この細胞がはたらくことで、歯が少しずつ移動していきます。この歯の移動は1カ月に2~3ミリしか行われないため、矯正は長い期間を要するのです。また、歯が動くペースには個人差があります。大人だから動きやすいということはなく、歯が動きやすいか動きにくいかは、実際に動かしてみなければわかりません。
そのため、患者さまによってはじっくりと様子を見ながら、根気強く矯正に取り組んでいただく必要があります。
矯正の装置には、ブラケットの素材によりさまざまな種類があります。一般的に矯正といいますと、歯の表面に金属製の装置を接着する「金属製のブラケット」を思い浮かべる方が多いと思われます。金属製のブラケットは丈夫で、さまざまな歯並びや噛(か)み合わせの症例に対応することができるほか、価格も安価であるというメリットがあります。当院でも多くの患者さまが金属製のブラケットを利用されておりますが、なかには「目立つから気になる」というご意見があります。そのため、こうした患者さまには装置にセラミックを用いた、透明で目立ちにくいタイプでの、矯正器具のご利用をおすすめしております。金属を利用していないことから目立ちにくく、また、金属アレルギーをお持ちの患者さまにもご利用していただけます。こちらもメタル素材の装置と同様に、多様な症例に対応することが可能です。
矯正の装置は、患者さまのご要望やご希望に応じて対応いたします。まずはご相談ください。
みさんの口コミ (女性)
2021年6月 投稿
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