当医院の大きな治療方針として、痛いところだけを治療するのではなくお口の中全体を一つのものと考えて、全体を綺麗ないい状態にもっていくというものがあります。当医院では、これを「一口腔一単位(いちこうくう、いちたんい)」という言葉で説明させていただいております。悪い部分だけを治療しても全体で見ると、まだリスクが残っていることがあります。そのような状態では、また悪くなる可能性が高くなります。ですので、部分だけで見るのではなく全体を見て、全体のリスクを把握してそのリスクを減らしていくようにすることが大切です。
歯を磨いたときに出血するのは歯周病のサインです。多くの人がそのサインに気付きながらも、対応しないで過ごされています。しかし、血が出るということは身体が何か問題があると教えるために出した赤信号なのです。大切なのは赤信号になる前に対策をすることです。少しぐらい血が出たくらいなら平気、そう思わずに血が出たというサインに立ち止まるようにしてください。そして、それ以上の悪化を防ぐ為にも早い段階で歯科医院に行くことこそが歯周病の悪化を防ぐのには大切なことなのです。
当医院は、口内やお口の周りの筋肉のマッサージにも力を入れております。肩や首がこるとマッサージに行かれる人は多いと思います。マッサージは筋肉をほぐすために行なうものです。何故こるのかというと、筋肉をつかうからです。それは、身体だけでなく顔も同じなのです。会話をしていても、表情が動くので筋肉を使っています。また、食事中も噛むことにより、ずっと筋肉を使っている状態です。しかし、顔がこったと誰かが言っているのを聞いたことはないと思います。眼精疲労などはありますが、顔がこったと感じる人はいないようです。その為、お顔のマッサージを受けてみようと考えている人は多くないのでしょう。
今では、何故虫歯が出来るのかという理由が科学的に判明していますので、虫歯にならない為にはどうすればいいのかという対策が立てられるようになっています。患者様によって抱えられているリスクに違いはありますが、虫歯になる原因はそう多くはないので、治療を行ないながら原因を探していきます。そして、患者様に虫歯になった原因を説明させていただくようにしております。そうすると、患者様の中で歯の健康に対する知識の引き出しが増えます。この引き出しを増やしていくことが予防につながっていくのです。
また、親御様にはお子様の口内を守るためにも特に知識の引き出しを増やしていただきたいと感じています。特に知っておいてほしいのが砂糖の摂取量や摂取方法についてです。極端な例えになってしまうのですが、例えば一方のお子様はケーキを丸ごと一気に食べる、もう片方のお子様はダラダラと2時間ぐらいかけて先程のケーキの半分を食べる、歯にとってよくないのは後者です。当然、砂糖の摂取量が多いことは問題ですが、それよりもダラダラと砂糖を摂取している方が歯にとっては問題なのです。最近ではペットボトルのジュースを飲まれているお子様も多いです。ペットボトルは蓋が出来るので、長時間かけて飲むことが多くなります。しかし、その習慣は歯にとっては良くありません。このような知識を親御様にもっていただくことによって、お子様を虫歯から守ることができます。歯に対する知識の引き出しを皆様に増やしていただきたいと思っております。
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