親知らずの治療内容｜わたなべ歯科クリニック

Q.親知らずの抜歯をすぐに行わないのはなぜですか？

しっかりと診断・具体的な説明をし、患者さまに同意をいただいたうえで抜歯することを大切にしているからです。


基本的に親知らず含め歯を初診当日に抜歯することはありません。既往歴・手術歴含め全身状態を確認することはもちろん、下顎は下顎管（神経と血管が走っている管）・オトガイ孔（神経の出口）が近いケース、上顎は親知らずと上顎洞（副鼻腔）が近いケースなど抜歯と言えど、上下顎ともにそれらに関与する組織（神経・血管・粘膜など）を損傷するリスクが存在します。画像検査を行い、歯とそれらの位置関係をしっかり把握し、その状態、抜歯に伴う症状やリスクなどを患者さまに説明・理解していただいてから抜歯手術をいたします。

初診時には口腔内外診査、レントゲン撮影（必要であればCT撮影まで）といった、詳細なお口の検査を受けていただきます。検査の結果をもとに、歯の生え方や現状についてていねいに説明いたします。その後、同意書を作成し、患者さまにその内容をご理解いただき、抜歯をするという流れです。

当院には日本口腔外科学会認定　口腔外科専門医がおり、神経に近い歯や、骨・歯ぐきに埋まっている歯など、さまざまな親知らずの抜歯に対応が可能です。抜歯するか悩まれている患者さまには、その歯に関して本当に抜歯が必要かどうかも含めて、しっかり話し合ってから治療方針を決定するように努めています。