噛み合わせの治療内容｜龍崎歯科医院

口臭の検査方法は一つではありません。レントゲンや歯周組織の基礎検査から始まり、複数の唾液検査、吐く息の中にどのようなガスが存在しているかを計測する検査、自律神経を計測する機械を用いた検査、尿検査などを含めさまざまです。

吐く息の中に存在するガスの種類は大きく分けて3種類あります。それを調べることでまず一つ、口臭の原因を特定することが可能です。また、意外と思われるかもしれませんが、交感神経・副交感神経のバランスが悪いと唾液に影響するため、自律神経を測定する検査も実施しています。

数々の検査を行うことで、何が原因で、どこを治療すればいいのかを把握できるとともに、その方々の症状にあった治療計画を立てることが可能になります。

当院は「本田式口臭治療」を取り入れています。原因を調べた上で、カウンセリングを繰り返しながら患者さまの症状に合う治療法を考えて進めていきます。口臭のお悩みは、細菌だけが原因ではなく、心身的な問題も大きく関わっています。だからこそ、単にガス測定で原因をつきとめ、すぐに治療を始めるのではなく、患者さまと歯科医師で話し合いをくり返しながら、「認知的な治療」を行うことを大切にしています。これが通常の口臭治療と大きく異なる部分です。

きちんと患者さまと向き合うため、カウンセリングだけでなく、治療時などすべて個室診療室で行います。通院1回目には費用のご説明や問診を実施します。その際、「生活調査表」を用いて、どういう時に口臭を感じるかや、日々の食生活について1週間分を書いてきていただきます。2回目に検査や診断を行い、治療内容を決めていきます。3回目、2～3週間後にその後変化があるかどうか、改善されたかを検査・診断をしていきます。

その後は定期チェックです。人それぞれ異なるため、検査をもとにしたチャートに合わせて取り組んでいただく内容を再度決めていきます。

治療方法は検査結果によって異なります。例えば、メンタル面によって唾液の出る量や舌の動きなどの口内環境が原因で、且つお口の中だけに限られている場合は、「唾液」がよく出るようにさまざまな方法を駆使してリハビリを行います。口臭の原因が「歯」にあると思っている方が多いのですが、実は「唾液」が口臭改善において大きなポイントとなるのです。お口の中では「舌が心臓、唾液が血液。」だとも言われており、30回噛むことで舌が動き、口腔内の筋肉も発達し、唾液の分泌をうながすことができます。

他にも、夜の歯磨きと朝の歯磨きの方法や、食べた後は唾液の分泌で口腔内を酸性から中性にするため、歯磨きではなく「お口直し」(お水でお口の中を整える)を行うなどのアドバイスも時々によって行います。

また、それ以外に原因がある場合は、それぞれ異なった治療法で改善をはかります。人によって治療法は違うため、口臭について深くお悩みの方は、一度ご相談ください。まずは詳しい診査診断を行い、一緒に改善していきましょう。

口臭が気になっている方は、10代後半～70代の方など年代は問いません。治療を行うだけで改善することもあれば、精神的な不安要素が多くあることで、唾液が出にくくなる＝口臭が発生してしまうこともあるのです。

患者さまの不安を解消するために、「治療をして終わり」ではなく、納得がいくまで、さまざまな角度から治療方法を考え、アドバイスをくり返し行います。

「自分の口臭が周りに迷惑を掛けていないか？」と心の中で思ってしまう方、口臭が気になって人と会話をすることに億劫になってしまている方、口臭が気になりマスクが手放せない方など、ご相談だけでも構いません。どうぞ当院にお越しください。あなたのお悩み、お気持ちに寄り添いながら、一緒になって改善に努めさせていただきます。