病気になるとほとんどの方はすぐに病院に行くものです。ところがちょっと歯が痛いからといってすぐ歯科医院に駆け込む人はそう多くないものです。病気が怖いから病院に行くという人でも、虫歯の治療は歯科医院が怖いから腰が重くなってしまうのです。歯科医院では痛い治療をするという強いイメージが根深くあるのです。10年以上歯科医師として患者様に接してきて私の思うことはまさにこの歯科医院に対する怖さについてなのです。歯に問題を抱えていても、結局は治療の痛みや歯科医院そのものに対する怖さのほうが勝ってしまい、歯の治療を先送りにしてしまうわけです。診療に来られた患者様に詳しく話を聞いてみると、どうやら半年も前から痛みがあったにもかかわらず、今日まで治療することなくきてしまったというようなケースは少なくありません。皆様にお伝えしたいのは、どうぞ勇気を出して診察にいらして下さいということです。半年も放置せずにすぐに治療を行っていれば軽い症状で済んでいたり、歯を抜かずにすんでいたかもしれないのです。歯の問題は先にのばせばのばすほど悪化していきますし、様子を見ていれば良くなってくるというものでもありません。歯に痛みを感じたら一日も早く歯科医院を受診して欲しいと思います。
そしてソフト歯科では、そうした歯科医院への怖さを少しでも解消するため、「痛みを抑えた治療」を心がけています。とくに麻酔にかんして痛みを感じないような技法を重ねることで、ほぼ痛みのない治療とすることができます。まず最初にゼリー状の薬剤を歯茎に塗るタイプの表面麻酔を使います。これにより注射をするときの痛みを和らげることができます。また注射も細い針を使うことで痛みが減りますし、あるいはゆっくりと薬剤が入っていく電動麻酔機を使うことでも痛みを減らすことができます。また麻酔液は通常冷たく感じられるために痛みを感じてしまうのですが、ソフト歯科では専用の機械で麻酔液を人肌に温めてから麻酔を行うことで患者様ができるだけ痛みを感じないようにしています。こうした麻酔技術を組み合わせてできるだけ痛みを抑えた治療を進めています。
じつは私は虫歯が一本もありません。歯科医師だからというわけではありませんが、生まれてこの方虫歯というものになったことがありません。だから歯科医院の治療を受けたことがなく、治療時の痛みというのも自分の体験として味わったことがありません。そのせいか患者様が感じるかもしれない治療時の痛みには人一倍敏感です。味わったことがないぶん想像ばかり働いてしまうせいか、とにかく少しでも痛みを抑えた治療に近付けていくことができればと考えています。
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