岡本歯科医院

1986年の開院以来、近所・近隣の皆さんから温かく見守っていただいていることに感謝しています。 ネットがなかった時代からお友達や親戚に、「うちの近所に良い歯医者さんがあるよ」って口コミで広げていただき、 今では市内一円だけではなくもっと広範囲の方々に来ていただけるようになりました。 皆さんのバックアップと応援のおかげでここまで続けてこられたといっても過言ではありません。

ずっとこの地で診療してきて患者さんとのおつきあいも長いですので、皆さんそれぞれのカルテはとにかく分厚いんです。
それだけ治療経過が蓄積されて何かあってもすぐに分かるようになっています。
おばあちゃんからひ孫まで4世代に渡って来てくれているお宅もあり、ありがたいと思うと同時にしっかり歯科医療に貢献しようと身が引き締まる思いです。

昔は1日100人くらい診療していた時期があり、2時間待ちなんてこともよくあったんですけど、 どんなに忙しくても治療を手抜きしたり適当な処置をすることはありませんでした。 患者さんにはお待たせしてご迷惑をおかけしましたが、皆さんそれでも離れずここを選んで来てくださるのは、 その頃も今もスタッフを含め全員が治療に真摯に向き合ってきたからだと思います。

差し歯ひとつにしても、色・形・付け心地やちゃんと咬めるか食べることができるかなど細かくチェックして、 少しでも不具合があると、「もう一回作らせてください」ってすぐその場に歯科技工士を呼んで、基礎の土台から全部やり直すこともあります。
もちろんお金はいただきません。それは患者さんが、「いいよぉ」と言ってもダメはダメで、妥協しない。
院長はそんな先生で、「カーペンター（大工さん）だね」って皆で話したりします。

フレンドリーで通いやすく、スタッフも長い者で20年以上、歯科技工士も25年以上と「不動の地位」ってくらい長く勤めていますので（笑）、患者さんたちのデータがほぼ頭に入っているということが大きな理由じゃないでしょうか。

患者さんのパーソナルな部分、例えば「腰が痛い人」、「嘔吐反射が強い人」、「仕事が忙しくて時間が取れない人」、「持病がある人」など、 歯科医師としてだいたい覚えていますので、それに合わせた対応ができます。
患者さんに一から説明させる手間は取らせず、こちらでどんなご要望があるか察知して、常に居心地の良い状態で診療いただけるように努めています。

都市部と地方の医療は同じじゃないといけないと思うんです。
あらゆることが都市集中型と思いがちですが、地方でも新しい機材や器具を揃え、技術も向上させれば都市部との差はなく治療ができます。 このため院長は毎週のように学会に出席して、新しい情報と知識を仕入れて勉強に励んでいます。

機器だけでなく、ホワイトニング（※）など新しい施術も取り入れてご提供しています。
びっくりするんですが、ホワイトニングやスケーリングは、先生が鏡を見てご自身の口で試されることもあるんです。 さすがに削ったりはしませんが、いいものはご自分でトライしてみるという努力も忘れず、常に上を目指す姿勢で日夜努力しています。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

患者さまの納得度が高い診療を行うということです。
治療だけでなく、対応やコミュニケーションもそうですし、ご希望・ご要望にお応えできる力を付けてできる限りの医療をご提供したい。

治療においては、かっこいい机上論じゃなくて、「快適に食べる」ということが特に重要だと考えています。 理論上は正しくても患者さんが食べられなければ、それはアウトなんです。そこにはこだわっていきたいですね。

地域に根付いて、協調しながらこれからも末永く医療活動を続けたいと思うことと、常に皆さまのおかげという感謝の気持ちです。

いつも思うんですが、普通のお店は帰るお客さまに対して、「ありがとうございます」って言うけど、病院は治療を終えた患者さまに対して、「お大事にどうぞ」って言うでしょ。 これってすごい違いなんじゃないかと。
感謝と相手をいたわる気持ちを込めて言うようにしているんですが、重い言葉だと感じています。 「調子が悪くなったら、またいつでもいらしてください」というのが医療の使命ですよね。 そのために自分たちはどのような立場でいるべきか、どう高めるべきかを考えて仕事に向き合っています。