大人になってから悩まされる歯の疾患異常の背景に、哺乳・離乳から始まる乳幼児期のお口の発達があると、長い歯科の臨床経験を通して感じています。
疾患異常を予防や治療をするに至るその前の段階として、乳幼児のころから歯をしっかりと発育させ、きちんと機能させることが大切であり、お口の健康にとって必要なことです。
口腔機能の発揮が歯並びやかみ合わせの発達につながり、それは歯周病や虫歯の予防にもつながります。
このことから、歯の発達という段階をそれぞれのお子さまに合わせて十分に助け、邪魔をしないということが、守り育てる大人にとって重要です。
当院では正常な発達、機能の発揮 を目指し最初の”離乳”のメカニズムとプロセスを助けるための“離乳食介助スプーン”の研究や、お口のマッサージなど含めご案内をしています。
そして、誰にとっても口腔健康の獲得には、”哺乳並びに離乳”が大切なことの一つだというコンセプトを、歯科医療従事者として、世間に発信していく所存です。
皆さまは「保育診療」という言葉をご存知でしょうか。保育診療の根本には、「赤ちゃんの成長を、まだ歯の生えていないお口の中から見守っていきたい」という思いがあります。
赤ちゃんの成長というと首のすわりや寝返り、ハイハイなど身体の動きの発達が注目されがちですが、指しゃぶりや、「あー」「うー」など言葉になる前の発声、口呼吸と鼻呼吸など口や歯の発育も多くあり、同じく重要です。
歩き始めまでのおよそ1年間に見られる成長はとても大切で、色々な発達がつながり影響をしあいながら進んでいきます。
発達の大事な一角として、当院では、赤ちゃんのお口の発育をサポートし、見守っていくためのプロジェクト(お口マッサージ)をおこなっています。
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