不正咬合の原因を知る
お子さまの多くが歯並びの悪い不正咬合のケースにあります。歯並びが悪くなる基本的な原因は、舌の位置が正常な場所になかったり、口呼吸であったり、口唇の力や顔面の筋肉の異常によって中顔面の発育異常が起きることです。中顔面が垂直的にも水平的にも十分な成長をしないことで、顎の成長も遅れ、正常なかたちで歯が並べられないのです。
歯並びに関しては最近まで、10歳を過ぎたぐらいのお子さまが歯並びの悪さを理由に歯科医院を受診し、歯科矯正のための装置を必要とすることがありました。実際にはまだこのような流れがあるのかもしれせんが、実は今、歯並びが悪くなる傾向を見定め、不正咬合を予防するMRCシステム(※)という方法を選択することが可能となっています。
当院の2つ目の柱として掲げているのが、このMRCシステムです。これは、3歳から12歳ごろにかけて、お子さまの歯並びを予防矯正するためのシステムであり、歯並びが悪くなる原因をしっかり除去することで、矯正治療の必要がなくなるというものです。虫歯と同じように、矯正も予防できる時代であり、矯正はしなくてもよい治療になりつつあります。
日本においては、その概念の浸透が少し遅れていますが、この10年から20年のうちに、歯並びを予防する時代が到来するのではないかと考えております。その先駆けとして当院では、このMRCシステムを導入いたしました。当院は、顔面筋などを鍛えるトレーニングルームを備え、患者さまの予防矯正に尽力しております。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
マウスピースをつけて筋肉トレーニングを行うことで歯並びが悪くなる原因を改善していきます。
MRCシステムでは、就寝時に1時間程度マウスピースをつけていただき、1日数十分の筋肉トレーニング(MFT)を行うことで、歯並びが悪くなる原因を改善していきます。顎や頬、唇などの筋肉をトレーニングすることで、筋肉のバランスを整えて舌の位置を安定した場所に送り、バランスよく成長することができれば、中顔面は自然と成長し、歯並びも悪くなりません。そのため、顎の成長期にこのトレーニングを行い、中顔面を正常な発育に導くことが必要になります。このシステムで対応するのは、トレーニングやマウスピースについて理解できる6歳から12歳前後だということをご理解ください。
お子さまの成長期に歯並びを整えることはとても重要です。このような時期によい歯並びを実現できれば、口腔内を虫歯になりにくい環境に保つことができます。従来であれば抜歯や金具の装置が必須であったような症例も、歯の損傷なしに改善することが可能になりました。
MRCシステムは矯正していることを人に知られることもなく、就寝時と昼間の数時間だけマウスピースを使用するだけです。これは、歯並びが悪くなる原因を根本的に改善するためのものでもありますが、このような改善が全身の発育や健康に大いに影響を与えることもわかってきました。口呼吸から鼻呼吸へと改善し、顎や姿勢の成長を正常なかたちにすることで、健康な身体を作り上げることができるのです。
当院では、矯正や小児歯科を専門とする歯科医師が治療にあたっております。お子さまが成長してからでも矯正は遅くないとお考えの保護者さまにも、ぜひ当院の予防矯正についてお知らせしたいと考えております。お子さまの将来を考え、成長期の予防矯正をご検討ください。
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