仁木歯科医院

仁木歯科医院の歴史は私で3代目になり、開業して100年程になります。私が歯科医師になったのは1989年です。
子供の頃から歯科医師である父の姿を見ており、「人様に感謝されて、喜ばれる仕事をしなさい」と言われて育ちました。
父は経済成長期に歯医者をしており、朝6時に家を出て昼飯を取る時間もなく働き、夜遅くに帰ってくる毎日でしたし、当時はまだ病院も少なかったんですよね。
自分も将来何がしたいのかを考えたとき、人様に喜ばれる仕事として、父と同じ医療系の道を選びました。
当院には患者さまの紹介でやってくる方が多いのですが、昔は看板がなかったので迷われて他の医院に行ってしまわれるということがあったので、今は看板を出しています。
今も紹介で来られる患者さまは多いので、嬉しい限りです。

元々私はこだわるタイプなので歯石取りなど普通はスタッフに任せるようなことも自分でやってしまいたいほうなんですよね。
治療でこだわっているのは美容診療の分野です。歯を白くすることだけでなく、歯並びを改善させることも出来たりと色々な治療があります。患者様のニーズに沿ってご納得いただける治療を提供できるように日々頑張っています。新しい技術をぜひ知っていただきたいと思います。

患者さまによっては「抜いてもいいから歯並びをキレイにしたい」と切望される方もいらっしゃり、保存出身の私は初期の頃は戸惑いを感じたこともあります。
しかし、抜歯をして歯並びが整い、心から笑顔になられるのを見て、元の歯や神経を失うリスクがあったとしても笑顔になれる方もいらっしゃることを学びました。
自分が患者の立場で良いと思う方法で治療をするように、と父に教わっていたのですが、今は患者さまのニーズをまずお訊きしてから、私の考える方法や、ほかの方法などもお知らせしたうえで、最終的に患者さまにご判断いただくようにしています。ひとりひとり、生き方も違えば歯に関する考え方も違うので、それを大切にしたいと思っています。

5年前までは休みの日はよくゴルフに行っていたのですが、今は乳酸菌の普及運動で休日は講演に全国あちこちに走り回る日々を過ごしています。
時間がある時には釣りに出かけています。
家族は休みがない私を心配して「寝ていれば？」と言うのですが、私は釣りに行くと元気が充電できるんですよね。忙しさが一段落したらゴルフも再開したいなと思っています。あとは将来、趣味として歯医者をやりたいということでしょうか。