田所歯科医院

「歯周病」と「義歯・入れ歯」です。歯周病は、歯科治療の中で基本中の基本だと考えています。虫歯治療もかぶせ物も、歯があってこその治療ですから、歯を失ってしまっては元も子もありません。以前は、歯を失った際の救済策として、入れ歯や義歯に力を入れていました。どちらも大切なことですが、歯周病のリスクに気づかず歯を失ってしまった方を見ているうちに、歯周病予防の必要性を感じました。健康な歯を長く維持していただくために、今後も歯周病予防には力を入れていきます。

通院が面倒だからと歯周病の治療を拒んでいた方が、目の色を変えて来院されたことがありました。
歯磨きの仕方や歯間ブラシの使い方まで真剣に聞いてこられ、それ以来熱心に予防するようになったのです。きっかけは、歯周病により歯を数本抜かなければいけないことにあったようで、その他の歯を守るために危機意識が高まったようでした。

当時は聞く耳を持たなかった方も私がお伝えしたことを思い出して来てくださったのかなと思うと、今でも心に残るほどすごくうれしかったです。根気強く説明していたことは、無意味じゃなかったと思えた瞬間でした。

初めてお越しになった方は、とにかく緊張されていると思います。リラックスが必要だと感じた患者さまには、日常会話などコミュニケーションを取るよう心がけています。
その中で、治療に対する不安や現在のお悩みをお伺いし、治療に移ってまいります。
コミュニケーションを取ることで、お互いの気持ちも落ち着くだけでなく、治療を円滑に進めることにもつながっていくと思います。

お年寄りの方だけへの配慮ではないのですが、無理やり治療を進めないことです。私が「この治療をした方がいいよ」「この治療しないとだめだよ」と押しつけても、患者さまの納得できる結果にはならないと思います。
無理に治療を進めるのではなく、一緒に二人三脚で健康な歯を取り戻していきたいと思っています。

先ほどの、心に残っている患者さまという質問の時に感じた「説明することには意味がある」という事を、スタッフにもいつも声をかけています。
無理に進めるのではなく、病気の危険性や予防をすることの大切さを毎回説明するだけで、その時は患者さまに響いていなかったとしても、いつか興味が出た時に思い出してくれるからと、指導をしています。

父が開業していた歯科医院を私が引き継いだのですが、ここは私の生まれ育った町でもあり、とても思い入れがあります。この土地に根付いて私で7代目とのことで、地域の皆さまの歯を健康にし、虫歯のない街を作っていきたいと思います。

緑がすごく多くて自然豊かなとこが好きなところです。小さなお子さまや若い方も多いので、とても活気もあります。川の周りにも緑がいっぱいなので、きれいですてきな町だなと思います。

自分が行くとしたら、手先が器用な歯科医師がいる歯科医院を選びます。知識だけでなく、実際に器用に手を動かせる人を頼りたいと思っているからです。後は、治療方法の選択肢を複数提示してくれることも見ています。目指すゴールが同じだとしても、治療の手順や使用する素材など、どれだけ選択肢があるのかを知った上で判断したいと思うからです。
こちらの要望に対しさまざまなアドバイスをしてくれて、しっかり説明できる歯科医院なら、自分に合った治療が受けられると思います。

料理をしたり、自転車で旅行したり、マラソンしたりと結構多趣味ですね。折りたたみの自転車を長野県に持って行って、向こうでサイクリングをすることもあります。東京マラソンにも出場したことがあるなど、とにかく身体を動かすことが好きなので、休みの日は外に出ている気がします。

歯周病により歯を失ってしまっては、他のどんな治療も意味がなくなってしまいます。
緊急性を感じていただける患者さまは少ないですが、そこで私が投げ出すのではなく、予防の必要性をお伝えしてきたいと思っています。
患者さまが必要性を感じられた時に、お役に立てればと思うからです。