治療内容｜松村歯科医院

お口の中にはどんな菌がいるか、どんな状態なのかを知ることが、まず予防の第一歩になります。また、予防のために歯を強くして虫歯になりにくくする働きがあるフッ素を塗る治療がありますが、当院ではフッ素塗布に微弱な電気を流します。フッ素を塗布した部分に微弱な電気を流して定着させることで、歯がよりフッ素を取り込みやすくなるようにする治療法をフッ素イオンと言います。

虫歯は、口の中にいる細菌が食べ物などの糖質を酸に変えて、歯の表面のエナメル質を溶かしていく現象です。虫歯の治療については、その重症度合いによって、治療方法が異なります。軽度の虫歯治療の場合は、虫歯の初期治療に作用するフッ素を塗ることや、詰め物で歯の溝を埋めて、これ以上悪化しないための治療であるシーラントを行います。

歯に痛み、歯茎に炎症など、自覚症状が出たときは中程度まで虫歯が進んでいる場合があります。その場合の治療は初めに、虫歯部分を削り取り、その後詰め物により補修を行います。詰め物は種類があり、保険適用のものと、適用外のものがあります。

重度の虫歯の場合は、抜歯の可能性が高くなります。この場合、虫歯になっている歯だけでなく、口の中に異常が確認される場合があります。その場合は、虫歯部分だけでなく、歯茎などを含めて、総合的な治療が必要になります。

歯髄（しずい。歯の神経や血管など）が通っている根っこのようなものを根管と言います。

根管治療は、虫歯が進行した歯の神経を取り除き根管内を清潔にして代わりに詰め物をすることです。感染などを防ぐ目的で行います。根管治療は、歯の根っこの治療ですので、大変細かい作業と時間がかかります。早い方は数回で終了しますが、歯の形状や症状の度合いによって、長い場合は、数ヶ月またはそれ以上かかることもあります。

親知らずは第３大臼歯と呼ばれる奥にある歯のことです。一般的に、20歳前後で生えるとされますが、その時期には個人差があり、生えない方もいます。また、4本ある親知らずのうち、数本のみが生える方や、一部分だけが露出する方もいます。親知らずに異常がなければ、もちろん何もする必要がありませんが、虫歯や痛みが出たりした場合は、抜歯にいたることがあります。

特に親知らずは隣接している歯と密着していることが多く、隣接した歯が影響を受けて虫歯になることもあります。なので、歯全体のことを総合的に考えて、必要な場合には抜歯を行います。親知らずの抜歯後の痛みについて不安がある方は多いと思います。抜歯後1～2時間で麻酔が切れてきます。あらかじめ痛み止めを飲んでおくことで、痛みを和らげることができます。

痛み止めは定期的に決められた量を飲んでいただくことをおすすめいたしますが、どうしても痛みが我慢できない場合もあると思います。その際は、再度ご相談していただき、薬の量など患者様に合わせて調整させていただきます。

当院には義歯の作製、メンテナンス、修理など様々な悩みで患者様がいらっしゃいます。患者様の症状や生活習慣、噛み合わせなど、診察を行った上で作製させていただきますので、良い義歯を作るために些細なことでもお話しください。

また、患者様のご要望や症状、お口の状態に合う義歯を入れられるようにバリエーションも多くございます。バネのない義歯などもありますので、気になればご相談ください。義歯は入れて終わりではありません。定期的なメンテナンスを行うことでより長持ちしますので、当院で義歯を入れる患者様には定期的なメンテナンスを推奨しております。

ホワイトニングとは、黄ばんだ歯を白くする手法全般を言います。一般的にはブリーチング（歯牙漂白）と呼ばれる、薬によって、白く漂泊する手法のことを指します。他にも、歯を白くするために塗るマニキュアやレジンという樹脂を使ってツヤを出したり、修復したり形を整えたりするダイレクトボンディングなど様々な手法があります。

当院では、カウンセリングの上、クリーニングをして歯の汚れを取り除いた後、ホワイトニングをいたします。歯の神経がない場合など歯の状態によっては作用しにくい場合もございます。その場合は、セラミッククラウン等の手法による方法をご提案する場合がございます。白く美しい歯を患者様のライフスタイルに合わせて行うことができます。