治療内容｜茂木歯科クリニック

自分の歯の悪い部分について、治療することはできないと諦めてしまっている方もいらっしゃるかと思います。私はそういったことから治療を諦めている患者さまでも何とか元の健康な状態に戻してあげるようにしています。そのために何をどうしていくのかは患者さまと一緒に考えていくようにしています。自分の歯について諦めている部分がある方でも、一度相談に来ていただきたいと思います。

歯周病の原因にはいろいろなことがあります。ブラッシングが不足していたり、誤った方法で行っていたり、かみ締めや食いしばりといったことも歯周病を引き起こす原因となっています。歯周病の治療を行う際には、歯周病に影響するさまざまな原因の中から何が特に大きな要因となっているのかを考えて治療を行っていく必要があります。そのために、歯周ポケットの検査や位相差顕微鏡を使用しての細菌の検査等を行っています。こうすることにより、どのような細菌がどれ位繁殖しているか分かります。なお、患者さまのご要望があればよりていねいな検査を行うこともできます。検査結果は患者さまにも報告し、お口の中の細菌が毛細血管を通り、全身を巡って他の疾患を引き起こしてしまうということもお話ししています。これは、患者さま自身にも歯周病を起点とした、全身の健康へのリスクを実感していただくことが大きな目的です。

症例によっては入れ歯にするだけでは口腔機能を維持していくことが困難で、将来を見据えた際に口腔機能維持のためにはインプラント（※）を行うことが必要となるケースが出てきます。奥歯のすれ違い咬合の場合は、奥歯をインプラントにすることによって「すれ違い」という構造を改善することができます。こうすると機能の調和を図れ、長い目で見た場合に有効となってくることがあります。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

虫歯や歯周病の予防には毎日のブラッシングをおろそかにしてはいけないということは患者さまにもきちんとご理解していただきたく思っています。毎日ブラッシングをしていても磨き残しがあれば磨いていないのと同じことです。テレビを見ながらブラッシングをするといった「ながら磨き」では、同じ所しか磨けていないことがあります。「ながら磨き」を行うのではなく、自分が今どこの歯を磨いているのかを意識しながら磨くことが大事で、きちんと意識して行わないと汚れはきれいに落とすことはできないのです。汚れを落とすだけが目的であれば歯磨き粉は必要ありません。歯磨き粉を使うと、口を閉じた状態で磨いてしまうので、頬が邪魔をして歯ブラシが歯の根源や奥の方まで届かなくなってしまいます。歯磨き粉を使わなくともしっかりと磨けているかを意識して行うことの方が大事であるということを理解していただきたいと思います。