治療内容｜ヨシ歯科クリニック

健康な歯を守るためには日々のセルフケアが必要ですが、それは歯だけにとどまらず、筋肉のケアも重要です。年をとると若い時に比べてどうしても顔の筋肉は衰えてきます。筋肉が衰えると咀嚼や発音だけでなく、プラークコントロールにも悪影響が出るため、特に入れ歯を入れているご高齢の方にはとにかく口を動かすよう、健康体操の指導もさせていただいております。日常の歯磨きでは、歯ブラシはあまり大きすぎると細かいところが磨きづらくなります。また、プラークコントロールの面でも歯間ブラシなど補助器具の使用もいい影響を与えます。

重要なのは、どんな歯ブラシを使うかより、どう磨くかです。磨くときには歯にブラシが当たっていることを確認しながら「小刻みにゆっくり」を心がけてください。特に上の歯の内側を磨くときには念入りに確認をしてください。1センチ刻み、10ミリくらいの間隔で丁寧にブラッシングすることでプラークがよく取れることが実験でわかっています。歯を磨くのは一日に一回という場合は、朝ではなく、夜寝る前に磨くようにして下さい。就寝する時に糖の元になる食物残渣がお口の中に残っているといないでは歯の健康が大きく変わってきます。どうしても歯が磨けないという時でも、最低うがいはするようにしてください。うがいをすることで酸蝕歯（酸によって歯のカルシウムが溶け出す脱灰の状態が続くこと）を防ぐことにつながります。時間があれば丁寧にゆっくり磨く方がよいのですが、時間のない朝なら2分でもいいでしょう。肝心なのは、磨く順番を決めてその順番通りに磨くということです。時間のある夜は、もちろんゆっくり丁寧に磨いてください。ゆっくりできるので風呂場で歯磨きをするという方もいらっしゃるのですが、脳梗塞などの既往症があり、血液サラサラの薬を飲んでいらっしゃる方や、お酒を飲まれた方は、血行がよくなっているので出血が止まらなくなる恐れもありますので、このような方は歯磨きはお風呂の前に済ませてしまった方がいいでしょう。ただし、磨いている最中の出血に関しては普通の方であればあまり気にする必要はありません。逆に出血を気にして磨かないと悪循環になってしまいます。出血している場合には、優しくマッサージするように磨きましょう。

夜、歯を磨いた後は食べないことが基本ですが、お水やお茶を飲むくらいなら悪くはないと考えています。お茶はうがいにもおすすめです。喉が腫れた時、必要な抵抗力も弱めてしまうおそれがあるうがい薬よりも濃いお茶や塩水でうがいをした方がいいと思います。普段お家でしっかりセルフケアしていれば、こちらには健康な方は年に2回くらいチェックのためにいらしていただきたいと思います。ただ、抗ガン剤を使用している方などは歯肉の状態が悪くなっていることも多いので、できれば3ヶ月に一度程度来ていただくのが望ましいです。ご自宅でのセルフケアの指導から専門的なメンテナンスまで対応しておりますので、まずはお口環境を確認するためにも一度ご来院ください。

当院は、治療を怖がっているお子さまを押さえつけて、処置を進めることはありません。そんなことをしてしまえば、歯科医院に対してトラウマを植え付けかねないからです。歯科医院を嫌いにさせず、定期的に通院していただけるようにして、将来も健康なお口で生活してもらうべくサポートしています。

お子さまが怖がっている場合には、歯科医院の雰囲気に慣れていただくために、たくさんコミュニケーションを取るようにしています。そうして恐怖心を取り除いて差し上げた上で、痛みが出ないように注意を払いながら、治療を行っていきます。お子さまが何回も虫歯で悩むことのないように、全力で対応いたします。

特に女性の患者様の中には麻酔が不安だという方も多くおられるので、表面麻酔を1回塗った後にスプレーやジェルの麻酔をもう一度するなど、十分に時間をとって不安を取り除き、なるべく痛くない方法をとるようにしています。また、歯肉の状態が悪い時に麻酔をすると歯肉が退縮したり、逆に腫れてしまうこともありますので、急を要する場合でなければ、先に歯肉の治療を行うなど、臨機応変に対応しています。

当院は親知らずの抜歯など、外科処置も行っています。治療のリスクを軽減させるために、口内の現状を細部まで確認して治療計画を立案した上で、患者さまが不安なく処置を受けられるように、丁寧に説明させていただきます。

親知らずは傾いて生えることも多く、そのままにしていると隣の歯との隙間に汚れが溜まり、虫歯や歯周病につながる恐れがあります。お口を健康な環境で維持するために、奥歯に違和感があれば一度ご相談ください。患者さまのお身体に配慮して丹念に処置を進めます。