子どもの歯が抜けるのはいつ?抜ける順番・生える順番・注意点・ケア方法をチェック

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子どもの歯が抜ける時期について、気になる親御さんはとても多いのではないでしょうか?「うちの子、もう歯が抜けたけど大丈夫?」と、心配する方もいるでしょう。子どもの歯が生え変わる時期には個人差がありますが、目安としては6~12歳前後です。この時期は永久歯と乳歯が混在するので、歯の磨き方にも注意が必要です。ここでは、具体的な歯の生え変わりの時期や、磨き方、歯が抜けることで起こりうるトラブルなどを、わかりやすく説明します。

この記事の目次

1.子どもの歯が抜ける時期はいつ?

子どもの歯が抜けはじめるのはいつ?

個人差はありますが、乳歯から永久歯へと生え変わりが6歳前後から12歳くらいまでに行われます。

下の前歯が生えるのと同じくらいの時期に、乳歯列のさらに奥(顔の真ん中から数えて6番目)に「第一大臼歯(だいきゅうし)」が生えてきます。
「第一大臼歯」は、乳歯の段階では存在せずに、永久歯への生え変わりが始まる6歳頃に生えてくることが多いため、「6歳臼歯」とも呼ばれています。
そして、12歳前後に生えてくるため「12歳臼歯」とも言われることもある第二大臼歯を含めて、親知らずを別にした大人の歯(永久歯)が全て揃うのはおおよそ14歳から15歳頃です。

子どもの歯の生え変わる順番と時期の目安

背の伸び方や、体重の増加、運動能力、言葉の発育などに個人差があるように、歯の生え変わりも、子どもによって差が見られます。こちらで説明している時期は、あくまで目安です。
順番としては、通常下の前歯が抜け、永久歯に生え変わることから始まる場合が多いです。
時期としては、一般的に6歳頃に始まります。
もともと乳歯のなかった部分に「6歳臼歯」が生えてくる時期もこのくらいの時期になります。

7~8歳になると、上の前歯も抜けはじめ、永久歯に生え変わります。
8~9歳では、前から後ろに向かって順番に、永久歯が生え始めます。

10~11歳では、上下ともに奥歯が抜け、永久歯が生え始めます。
12~14歳に、奥歯の永久歯が生えそろい、すべての歯が永久歯になります。

歯の生え替わり

乳歯が生えていても、永久歯は生える準備をしている

乳歯が永久歯に生え変わるときを見てみると、まず乳歯がぐらぐらと揺れ初め、抜け落ちた後に、永久歯が生えてくるように見えますが、歯茎の中では乳歯が抜ける前から、永久歯に生え変わる準備がおこなわれています。

乳歯の抜けはじめる兆候

抜け始めの兆候は子どもによってそれぞれです。多く知られる兆候としては、乳歯がぐらぐらし始めることです。

これは永久歯の歯冠部分が形成され始める時期に、「歯根吸収」と呼ばれる乳歯の根を溶かす働きがされることで引き起こります。乳歯の根が溶け始めることで、歯がグラグラし始めるようになります。

2.乳歯が抜ける時期に起こるトラブル

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた

乳歯がぐらぐらしていれば、そのまま様子を見ます。
ただし、「痛みが強い」「いつまでも抜けずに残っている」「永久歯が生えてきたにも関わらず抜けずに残っている」といった、いわゆる2枚歯の場合は、歯医者さんで抜歯をしたほうがいいでしょう。

乳歯が全く揺れてこない場合は、骨の中で永久歯がずれてしまっていることがあります。
この場合も歯医者さんで抜歯をしてもらう必要があります。

乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない

乳歯が抜けてから、永久歯が出てこない場合があります。
半年経っても永久歯が生えてこなければ、乳歯の下に永久歯がない「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」や、余分な永久歯がある「過剰場(かじょうし)」の恐れがあります。

歯医者さんに相談をして、レントゲンで永久歯の状態を確認することをおすすめします。

虫歯になりやすい

生えたばかりの歯は、「裂溝(れっこう)」という深くて狭い溝が噛み合わせ部分にあり、歯ブラシの毛先が届きにくく、食べ物のカスなどがたまりやすい状態です。
そのため、シーラントという歯の溝をあらかじめ埋めておく予防処置をおこなってもらうといいでしょう。

また、乳歯で虫歯になってしまうと、次に生えてくる永久歯にまで影響を与えてしまいます。乳歯が抜ける時期は、乳歯と永久歯がいり乱れて存在しているため、大きさもバラバラです。
しっかりと歯磨きをして、清潔な状態を保つよう心がけてください。

シーラント処置の効果のイメージイラスト

 

指しゃぶりをやめない

指しゃぶりを続けていると、親指の場合、上下の顎に力を加え続けるため、上顎が前へ飛び出るように、同時に、下顎が奥へ凹むように変形してしまうことがあります。(人差し指や中指の場合には、逆もあり得ます。)
これは、「出っ歯」になる骨格を形成させるだけでなく、将来的に発声に影響を与えたり、歯周病の間接的な原因となったりします。

3歳を目安に指しゃぶりを卒業させた方がいいでしょう。

生え変わりが左右対称でない

一般的に乳歯から永久歯への生え変わりは、左右の前歯や奥歯というように、ほぼ左右対称に進んでいきます。
しかし、「右の前歯が生え替わったのに、左の前歯に生え変わりの兆候が見えない」ということがあります。

生え変わりが左右アンバランスに進行すれば、歯の真ん中がずれてしまう恐れがあります。
生え変わりが左右対称でない場合も、まずは歯医者さんを受診し、歯並びなどを詳しく診察してもらいましょう。

3.歯の生え変わりの時期のお口ケア

生えたての永久歯は虫歯に弱い

生えたばかりの歯の表面はエナメル質も弱く、粗いため汚れがつきやすく、酸に対しても十分な抵抗力がありません。
そのため、虫歯になりやすくなっています。

早い時期に歯の表面にフッ化物を塗ることで虫歯への抵抗力を高めることができる「フッ素塗布」を歯医者さんにて行うか検討するなど、積極的に虫歯を予防することが大切です。

歯医者で定期的に歯の検査をする子どもの写真

歯茎の炎症を抑える

新しく歯が生えてくる時期は、歯茎が炎症を起こしやすくなっています。
生え始めの歯は歯肉にかぶっているような状態で出てきます。そのため、歯と歯茎の間に磨きにくい空間ができ、汚れがたまりやすくなります。歯茎に溜まっている汚れは、炎症の原因になります。

炎症を起こさないようにするためには、歯を清潔に保つことが大切です。奥に生える新しい歯は、歯ブラシが届きにくい場所のため、きちんと磨けているか確認しながら歯磨きを行ってください。

フッ素配合歯磨き粉を使用する

フッ素には、歯の質を強くする「歯質強化」の働きがあります。
「歯質強化」とは、歯から溶け出したカルシウムなどを再び歯に沈殿させる効果(再石灰化)や、プラーク(歯垢)の中で酸が作られるのを抑える働き(酸生成の抑制)のことです。
フッ素に期待できる歯質強化は、虫歯予防にも役立ちます。

フッ素入りの歯磨き粉で歯磨きをすることで、歯の生え変わり時期のお口のケアをサポートできます。使用する際には歯にフッ素を留めて効果を高めるために、水でのすすぎ過ぎに注意してください。
フッ素は、歯磨き粉や洗口液(デンタルリンスやマウスウォッシュ)に配合されています。
歯医者さんによるフッ素塗布にも、同様の効果があります。

歯医者さんに行きましょう

お子さんの大切な歯を守るためには、歯医者さんで定期健診を受けたり、歯磨きの指導を受けたりすることが大切です。
前途したフッ素塗布や、シーラント(歯の溝に樹脂を埋め隙間をなくすことで歯を磨きやすくする治療)も虫歯の予防に効果的です。

4.生え変わり時期の上手な歯の磨き方

基本の磨き方

小学校中学年までは、親御さんが仕上げ磨きをしてあげましょう。
歯磨きは、「食べたら磨く」が基本です。

虫歯になりやすい奥歯から磨きましょう。
コツは、毛先を立てて小刻みに動かし、1本1本丁寧に磨くことです。
同じところを繰り返し磨いてしまいがちなので、順番を決めて歯ブラシを動かしていきましょう。

お子さんが小学校高学年になれば、自分で磨けるようになりますが、時々、親御さんがお口の中をチェックしてあげてください。
可能であれば、週一回でも仕上げ磨きを小学校の卒業までして行うことも検討してみてください。

乳歯の虫歯予防のために仕上げ磨きをする親子の写真

6歳臼歯(第1大臼歯)の磨き方

早く生えてくる「6歳臼歯」は、手前にある乳歯よりも低い位置に生えているため、歯ブラシが届きにくい傾向にあります。

磨き残しがあれば、口の横から歯ブラシを入れましょう。
毛先がスムーズに「6歳臼歯」に届くはずです。
毛先が細かく、小回りの利くワンタフトブラシの使用も効果的です。

抜けている部分の磨き方

乳歯が抜けてまだ永久歯が生えていない箇所は、抜けた部分に歯ブラシを入れて両側の歯を磨きましょう。
このときに、歯ブラシを縦や斜めにすると磨きやすくなります。

歯並びが悪い所の磨き方

奥に引っ込んでいる歯や、前に飛び出している歯は、歯ブラシを縦にして歯に当てると磨きやすくなります。

前歯の裏の磨き方

前歯の裏は、歯ブラシの角である、かかとの部分を使うのがコツです。
かかとを歯に当てて、小さく動かしながら磨いていきましょう。

5.永久歯と乳歯の違いと見分け方

乳歯と永久歯は、ぱっと見た感じ同じ白色に見えますが、よく見ると白さに違いがあります。

乳歯:青みがかった白色

永久歯:クリーム色寄りの白色

乳歯は20本、永久歯は28~32本(上下左右の親知らずまで含む)です。
永久歯の歯にバラつきがあるのは、親知らずの数を含めることによって、個人差が発生するためです。

子どもは身体も顎もまだ小さいため、20本の乳歯でお口の中はいっぱいです。
しかし、大人になって顎が大きくなると、永久歯が全部生えてちょうどいいバランスになります。

生まれつき歯の本数が少なく、永久歯の数が28本以下の人もいます。
歯並びや、歯の本数が気になるようなら、早いうちから歯医者さんに相談をしましょう。

乳歯と永久歯の違いを示すイラスト

乳歯は永久歯に比べて、小さくて短いという特徴があり、小ぶりで可愛らしい形をしています。
乳歯の上下の前歯6本は、永久歯と似た形をしていますが、奥側の2本は永久歯とは違う形をしています。

生えてくる場所

永久歯の奥歯は、乳歯がもともと生えていない所(顔の真ん中から数えて6本目である6歳臼歯と呼ばれる第1大臼歯)から生えてきます。

根の長さ、開き具合

乳歯は根の長さが短く、根の開いている角度が広いという特徴があります。
これは、レントゲン写真で確認することができます。

ただし、「先天的に永久歯が少ない」「永久歯が本来とは違う箇所に埋まっている」という場合もあります。
そのため、成人してからも乳歯が残っているケースは珍しくありません。

6.まとめ

子どもの歯が抜ける時期には個人差があります。
そして、生え替わる時期にはさまざまなトラブルも考えられます。
この時期の歯の健康は、大人になってからの歯の健康へも繋がってきます。
生え替わりの時期のお口のケアはとても大切です。

生える順番や時期、なかなか生えてこないなど、心配なことがあれば、歯医者さんを受診しましょう。

監修医 松岡浩司先生からのコメント

乳歯はどうせ生え変わるのもだから、放置しておいて生え変わりも自然に任せておけば良い。などとお考えの親御さんがまだまだ多くおみえになります。
乳歯より永久歯は人生長期間にわたり使用せねばならない大切な歯ですが、乳歯(生え変わり)時期にお手入れを怠ると長い人生に負担を肉体的・精神的・金銭的にもかけてしまうことになりかねません。
検診にはこまめに行き、予防を含めて指導を受けていただきたいと思います。

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監修医 松岡浩司先生

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