インプラントは失ってしまった歯の見た目と機能性を、自然なかたちで補える処置です
インプラントは、歯を失ってしまった部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。顎の骨にしっかりと固定するため、入れ歯やブリッジと違って他の歯に負担をかけません。また見た目や機能性が天然歯に近く、お手入れもご自身の歯と同じように行うことができるといったメリットがあります。
歯を欠損してしまった部分をそのままにしておくと、他の歯に負担がかかって噛み合わせの悪化や歯茎の炎症につながります。なるべく早く歯を補うことが大切です。
当院では処置が可能な方に、選択肢の一つとしてインプラントをご提案しています。顎骨が薄い方には、サイナスリフト(※)やソケットリフト(※)などの骨造成も可能です。恐怖心の強い方には点滴によって鎮静剤を投与する、静脈内鎮静法(※)を行うこともできます。ぜひご相談ください。
一緒にお口に合った治療方法を相談して決めていきましょう。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
INDEX
歯科治療で使われるインプラントのほとんどは、純チタンでできています。チタンは金属の中でも生体親和性が高く、骨折の治療などでも使われています。チタンのアレルギー発症リスクは低いものですが、可能性はゼロではありません。肌のかゆみや湿疹、むくみや頭痛などの全身症状が出る方もいらっしゃいます。
そういった方でもインプラント治療を受けてもらえるよう、当院はジルコニア(※)を使用したインプラントをご用意しました。ジルコニアはセラミックの一種で、金属アレルギーの心配がありません。気になっていた方はどうぞご相談ください。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
当院では、フラップレスインプラントを採用しています。これは歯茎を大きく切開せずに、小さな穴を開けるだけでインプラントを埋入する治療方法です。出血や腫れがほとんどなく、患者さまの身体的負担を抑えることが可能です。
手術前には、口内を立体的に撮影できる歯科用CTを使い、お口の様子を確認します。そして得た画像を基に、インプラントの埋入位置をシミュレーションしていきます。CTのデータは、手術の指針となるサージカルガイドの作製にも使います。ガイドを使うことで、インプラントを計画通りの位置や角度で埋め込むことができるようにしました。
サージカルガイドを利用すると処置時間を短縮でき、術後の痛みも抑えやすくなります。手術を伴う大掛かりな処置だからこそ、患者さまの負担を少しでも軽減できるように努めています。
歯科治療への恐怖心が強い方、処置時の痛みが苦手な方でもリラックスして治療を受けてもらえるよう、当院は静脈内鎮静法を取り入れています。うたた寝のような状態で処置を受けることができ、痛みや機械音などを感じにくくなるので、ご希望の方はご相談ください。
また患者さまの負担に配慮した、処置環境も整えています。提携病院にて口内を立体的に撮影できる歯科用CTによる検査を行い、歯と顎の骨の形状、神経や血管の位置関係を把握して、インプラント埋入のシミュレーションができるようにしました。サージカルガイドを活用し、計画通りに処置を進められるようにもしています。
その他、手術時には生体モニターを使用して万が一の事態にも対応できるようにしました。納得いただける処置ができるように細部までこだわっています。
診断・治療計画の作成
まずは、患者さまのご要望や全身状態などをていねいにカウンセリングいたします。また、レントゲンや歯科用CTを使い、歯や骨の様子を精密に検査します。検査結果を基に治療計画を組み立て、インプラントを埋め込む位置や本数、治療期間や費用などを具体的に説明いたします。不明点があればご質問ください。
もしも検査で虫歯や歯周病が見つかった場合や、顎の骨が足りない場合などは事前に治療が必要になります。
一次手術
治療に同意をいただけたら、歯肉を切開して顎骨に穴を開け、インプラントを埋入する一次手術を行います。インプラントは埋め込んだ後に仮の蓋をかぶせ、歯肉で覆うように縫合します。手術は、準備時間を含めて1-2時間かかります。
安定期間
一次手術後、インプラントが骨と接合するまで安定期間を設けます。インプラントを埋めた部位、骨の質や状態、処置内容などによって個人差がありますが、およそ1カ月半ほどかかります。安定期間中、仮歯の使用をご希望の際はご相談ください。
二次手術
インプラントと骨がしっかり結合したら、二次手術を行います。一次手術でかぶせた仮の蓋を外し、アバットメントと呼ばれる、インプラントと上部構造をつなぐパーツを連結します。アバットメントが歯肉から露出している状態で縫合し、必要に応じて仮歯を装着します。切開した歯茎の状態が安定するまでには、1-3週間かかります。
人工歯の成形・装着
歯茎が健全な状態になったら、お口の中と歯の型取りを行います。人工歯は、患者さまの歯の色や形状、並び方をチェックしながら、自然に見えるようにセラミックで作製します。人工歯が完成したら、インプラントへ装着します。
インプラント治療後のメンテナンス
インプラント治療から1週間後、1カ月後、3カ月後、半年後にそれぞれ検査を行います。検査の間隔は、口内状態によって変わります。メンテナンスは術後のトラブルを回避し、インプラントを極力長持ちさせるために必要です。どうぞ忘れずご来院ください。
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