将来を見据えた予防歯科!お口の中の変化を踏まえたうえでメンテナンスを行います
当院は、予防歯科を行うにあたって噛み合わせ(咬合状態)を重要視しております。噛み合わせが整うことで食べる、顎を動かすという機能が改善します。この機能が改善すれば、整ったお口の動きの中でかぶせ物を作ることができ、結果お口元が整って見た目もきれいになっていきます。始めから見た目だけを重視したスタートでは適切な噛み合わせを保つことができず、無理な力、負荷がかかってしまい、せっかく治したかぶせ物や歯が悪化してしまう可能性があるのです。
また、患者さまにとって何が必要なのかを、一緒に考えていくのが予防歯科と考えています。当院はただ口内をクリーニングするだけでなく、2次虫歯の発生リスクや、経年による変化についてもしっかりチェックを行うことを徹底しています。患者さまからはよく「メンテナンス受けていたのに虫歯になった」というようなご相談を受けることもありますが、それだけで虫歯や歯周病を防ぐことはできません。口内環境の変化や全身疾患による歯への影響、使っているお薬の種類なども加味したうえで、患者さまに合った予防プランを立案・実施しなければ本当のメンテナンスとは言えませんし、予防にもつながりません。
その他、例えばインプラントをご希望される場合でも、レントゲンから数年で隣の歯を失うリスクが判明すると、他の治療法を提案することがあります。このように、将来を見据えた治療法を提案してお口の健康を維持するのが当院の方針です。
メンテナンスというのは、その場限りで掃除を行うだけではありません。お口の変化を踏まえて、将来にわたってどのようなリスクがあるのか考え、予防を施す施術です。当院は1年に1回はレントゲンを撮影して経過を見ており、6カ月から1年に1回は定期検診にお越しいただくようお伝えしております。
予防歯科へのこだわり
当院はメンテナンスを受けた皆さまが、いつまでもお口の健康を維持できるよう努めております。メンテナンスとして、その場限りの掃除だけを行うことはありません。長いお付き合いの中で、患者さまのお口がどのように変化したのかを確認したり、違和感がないかお聞きしたりして、お口の現状と将来的にどうなるのかを予測しながら、予防に取り組みます。
例えば歯根の治療をした後、気付かないうちに膿(うみ)ができていることも少なくありません。そのため当院は、1年に1回の頻度でレントゲンを撮影して、お口の中だけでなく顎や骨、噛み合わせの状態が、過去と比べて変化していないかなどをくまなくチェックするようにしています。しっかりとチェックして悪いことも良いこともお伝えすることで、患者さまご自身もお口への関心が高まり、ひいてはお口の健康へつながれば当院としてもうれしく思います。
いつまでもお口の健康を維持するためには、お口の時間経過による小さな変化にも気付くことが大切だと考えています。
例えば歯や顎への負担は噛み締めなどによる要因だけでなく、つめ物やかぶせ物によっても大きく変化します。これまでのお口の状態を見てきたスタッフが継続してチェックすることで、小さな変化も見逃さずに気付けると考えています。そのため、当院は予防歯科は毎回同じ歯科衛生士が対応するようにしています。
細かな変化や気付きがあれば、都度歯科医師へ伝えるようにしており、院内のスタッフで連携を取っております。ささいな変化も見逃さずに患者さまのお口の健康をお守りすることが可能です。
定期検診時には、前回から変わったことや違和感を覚えていること、気になっていることなどがあれば気兼ねなくご相談いただけたらと思います。
当院はまず、治療の全体像を患者さまへしっかりとお伝えするようにしています。
現状を踏まえたうえでこの先どのような状態になるのか、将来的なお口のトラブルを防ぐためにはどういった処置が必要なのかを、詳しくご説明します。
予防歯科は歯科医院と患者さまが連携して、信頼関係を築きながら、一緒にお口の健康を守って行くことが重要です。
患者さまの立場になって考え、しっかりと治療やセルフケアのサポートをしていくことが、より良い予防歯科を提供するための近道だと考えています。
PMTCの治療の流れ
1時間かけてお口の中をすみずみまで掃除します。エアフローで歯に付着している汚れや着色を取り除きます。エアフローを使用すると粉が飛ぶので、ドレープや口腔外バキュームを使用して飛散を防ぎます。
初診時には治療前後に口腔内写真を撮影し、2回目以降にも撮影しておりますので、お口がどのように変化したか実感いただくことが可能です。
治療後は必要に応じて次の治療を提案したり、次回のご予約を受けたりしております。
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