治療内容｜宮本デンタルクリニック

訪問診療は、脳梗塞で歩けない方、心不全になられた方、膝の関節が変形していて歩けない方など、基本的にご自身で医院へ通えない方を対象に行っています。まずはお電話にてご相談いただき、訪問に際してのお話をします。そのあと、実際にお会いして、通うことが困難と感じる方に対して治療を行います。そのあとも患者さまが訪問を望まれれば、継続的に訪問させていただけます。

訪問診療では、大がかりな手術や大変な出血が伴う手術はできませんが、ご来院していただいてできる治療に近い治療ができる機材などもそろえていますので、抜歯や入れ歯作成、簡単な虫歯治療、かぶせ物の作成などは、実際にご来院いただくのに近い状態で治療を受けていただくことができます。また、個人の方のご自宅だけではなく、デイサービスなどの施設への訪問も行っています。

歯周病の治療は、歯の汚れをとったりブラッシング指導を行ったりしています。歯周病治療は長期的な治療になるので、時間をかけてお話をしたうえで、しっかり理解をしていただいてから治療を進めていきます。
クリーニングによる歯石とりは歯科衛生士が行っていますが、時次の患者さまが待たれていないときなど間がとれるときは歯科医師が行うこともあります。

当院では極力痛みの少ない麻酔の打ち方を行うようにしています。麻酔は、打ち方のポイントによって少しでも痛みを軽減することができ、また、麻酔液をゆっくり入れるということでも痛みを軽減することができます。また、患者さまの痛みの軽減の為に、日々研鑽を積み対応しております。

当院では、基本的に保険内で入れ歯を作成するようにしています。もちろん自費の入れ歯であれば、吸着しやすい入れ歯を作りやすいです。しかし、患者さまの費用負担軽減を考え、保険内の入れ歯でいかにして安定のよい吸い付く入れ歯をつくっていくかということにこだわりを持っています。
そのなかでも、全体を覆う総義歯、特に下あごの総義歯は吸着がしにくいとされています。それであっても、保険内で済ませられるように、丁寧な作成を行っていきます。

無理やり押さえつけられて治療をされると、きっと怖いと思うことでしょう。
子どもの時にそういった治療をされ、そのあとにトラウマになっているという患者さまのお話も見聞きします。当院では、無理な治療は行いません。患者さまがご自分で口を開けてくれるようになること、怖がらずに治療をさせてくれるようになることを待つようにしています。また、お子さま一人で診療室に入るようにしている歯科医院もありますが、当院では、保護者さまにも診療室に入っていただいて、治療の説明を保護者さまとお子さま両者にさせていただいたうえで、保護者さまにも様子を見ていただきながら治療を進めていきます。

当院のホワイトニングは、ホームホワイトニングを行っています。ホワイトニングは治療中に歯茎がしみるという話も多く聞きます。そして、このような「しみる」ということについては、薬剤製品によって差があります。
当院のホワイトニングは、患者さまの「しみる」に配慮した薬剤で、ご自宅で2時間ほどつけていただきます。薬剤の作用と痛みが強いものほどには白くならないのですが、ホワイトニングは自由診療ですので、患者さまの費用の負担に配慮したものの提供を意識しております。しかし、患者さまがイメージしていらっしゃる白さにまでならないこともありますので、認識の相違が起こらないように、事前にデメリットなども説明しています。

お口の見た目を追求する治療を行う場合は、ただきれいな詰め物を入れたり、白いかぶせ物にしたりするだけではなく、基本となる歯茎の状態、健康的な色味を整えることも大切だと考えています。歯茎は歯の部分と同じように目立つもので、また、歯茎という土台が整わなければ、その上の歯のみをきれいにしても、長持ちはしません。また、健康面をおろそかにした治療は、一時的に白さと美しさを得ることができるかもしれませんが、その美しさが長くもたなければ、患者さまの将来的な損失となってしまうでしょう。当院の美容診療についての考え方は、歯茎、歯を総合的に考えた自然な美しさを向上させていくというものなのです。
また、治療においては、患者さまとの関係を大切にして、意見のすり合わせをしっかりと行っていくようにしています。そのうえで、できるだけ意識の違いが両者でなくなるように、しっかりと話し合います。人間の体は単純ではありませんので、思っていたことと違う方向に行くことも、結果的には十分ありえます。それはある程度仕方ないことでもあるのですが、それらを含めて、患者さまと歯科医院が理解し合いながら、乗り越えていくようにしています。

当院の歯科医師は患者さまとお話をすることがとても好きな歯科医師です。たわいのないお話や、患者さまが不安に感じていらっしゃるときにお声がけを行うことによって、できるだけ患者さまがお気持ちをほぐしていけるようにしています。歯科医院の治療は、患者さまそれぞれでお気持ちが大いに違ってくるものです。緊張される人は緊張されますし、怖い人は怖がられます。歯科医院では歯を削る音がしますし、薬品の匂いもあります。そんな環境のなかで、なかなかリラックスすることはできないかもしれません。
治療を続けていく中で、落ち着いたお気持ちで治療が受けられるようになっていくという方も多くいらっしゃいます。最初は怖いかもしれませんが、一緒にがんばっていきましょう。