治療内容｜医療法人社団少将井　いがわ医院　歯科

予防歯科とは、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、なる前に予防することです。一度削ったり抜いた歯は自然と元通りになるものではなく、これを繰り返していると歯を失うことにもつながりかねません。これからできるだけ長い間ご自身の歯で過ごすために、予防で今ある歯を残していくことが大切です。

当院では、患者さまに染め出しをしていただいて、どの部分に磨き残しがあるのかをご自身で確認いただきながらの歯磨き指導を実施しております。

そのうえでクリーニングなどの歯周病ケアや定期的なメンテナンスを受けていただき、汚れの具合やお口の状態をもとにアドバイスを行います。お口に状態により異なりますが、数カ月に一度のメンテナンスと歯科検診をご提案しております。

継続してケアやメンテナンスを受けていただくことで、フィードバックや予防の成果、助言をお話しすることができます。患者さまと共に予防に取り組んでいきたいと考えておりますので、疑問やご要望がございましたらおお気兼ねなくにご相談ください。

近年、食事の軟食化が進んだせいか、顎が十分に発育せず、歯並びが悪くなるお子さまが増えています。そこで当院は食育やお口の筋力トレーニングなどに力を入れ、お子さまの顎の発育を促していきたいと考えています。

20歳くらいまでに受けた力によって顎の成長は決まります。硬いものを食べていると顎がきちんと発育しますが、やわらかいものばかり口にしていると顎が成長せず、歯が並ぶのに必要なスペースもなくなってしまうのです。

そうならないように、当院は脱軟食の大切さをお伝えし、虫歯になりにくい食事やおやつの選び方を指導しています。指しゃぶりや口呼吸がお口の健康に悪影響を及ぼすこともあるので、必要に応じて口周りの筋力トレーニングも行います。当院がお伝えしているのは、親御さまにぜひとも知ってもらいたい情報ばかりです。

加齢だけでなく病気や事故などによって歯を失ってしまい、食事や発音の不便さ、表情が変わってしまう、認知機能や身体のバランス機能の低下などが生じ、大きなストレスを抱えている方は少なくありません。

失ってしまった歯の機能を補うための治療の一つとしてご提案しているのが義歯や入れ歯です。当院では歯科技工士と連携して入れ歯や義歯の作成を行います。お一人おひとり異なるお口の状態に合わせたものをご提供できるよう努めております。

入れ歯や義歯の治療において大切に考えていることは、治療を終えた時にしっかり噛めるようになることです。もし違和感や痛みがある場合には入念に調整を行い、おしゃべりや食事を楽しんでいただき充実した生活を送っていただきたいと思っております。そのため、患者さまがご来院された時には入念にヒアリングを行い、違和感の有無や困っていることがないかなどをお伺いいたします。

噛み合わせが悪くなる原因として、普段のちょっとした癖がが考えられます。頬づえをつく癖があると、あごが歪んだり噛み合わせが乱れることは多く見られます。

また、舌で前歯を押したり舌を出すなどの舌癖があると、歯やあごに力がかかって歯並びや噛み合わせが乱れるほか、舌にピリピリとした痛みを感じる舌痛症があらわれることもあります。そのほかにも、歯ぎしりや爪を噛むなど、歯や歯ぐきに大きな力をかけることが噛み合わせに影響を及ぼすのです。

噛み合わせの乱れが引き起こす悪影響もさまざまです。一カ所に集中して負担がかかると歯のつめ物やかぶせ物の寿命が短くなってしまったり、顎関節症のリスクが高まってしまうほか、肩こりや頭痛などの全身症状があらわれることもあります。

当院長は、幅広い歯科治療の中でも噛み合わせをはじめとする症状の研究や治療経験を重ねてまいりました。噛み合わせが身体に及ぼす影響をご理解いただきやすいようお伝えし、患者さまのお口の状態に合わせた治療方法をご提案させていただきます。