小さいうちから小児矯正を受けることで抜歯のリスクを低減できます
小児矯正は、お子さまの成長を利用して顎を拡大し、きれいな歯並びで生えてくるように促す治療です。成人矯正とは異なり、抜歯が必要ないのでお子さまに対する負担が少ないです。また、将来的な抜歯のリスクを低減できるのも小児矯正のメリットです。
形が整うことで、お子さまの正しいお口の成長にもつながります。お口がポカンと開いているなど、口呼吸の癖があるお子さまには、上顎を広げたり癖を直したりして、鼻呼吸ができるように導きます。鼻呼吸にすることで、咀嚼機能などが整うことに期待できます。
小児矯正を通して、お子さまが心身ともに元気に過ごせるようサポートしていきたい、というのが当院の思いです。きれいな歯並びになって、お口のことにコンプレックスを持つことなく、すくすくと成長してもらえれば何よりです。
小児矯正を続けていくためには、お子さま本人のやる気が大切です。親御さまが無理に小児矯正を行わせても、お子さま本人にやる気がなければ思うように歯が動かなかったり、治療期間が延びたりする可能性があります。
そこで当院は、お子さま本人がやる気を持って小児矯正に取り組めるよう、コミュニケーションを大切にしています。お子さまと仲良くなれるように、アニメやゲームの話など雑談も交えながら治療を行います。できる限りいっぱい褒めてあげることも意識して、お子さまが楽しく通えて、治療を頑張れるような環境作りに努めています。
口呼吸をしていると、口臭や虫歯の原因になります。また、お口の中が乾燥することでアレルギー性の疾患につながる、呼吸が浅くなることで呼吸器疾患のリスクにもつながる、ぼーっとして集中できなくなるといった可能性もあると考えています。
お口の正しい成長と健康を促すためにも、お子さまのうちから鼻呼吸を癖にすることが大切です。そのためには、歯科医院だけではなく、ご家庭でもトレーニングをする必要があります。具体的には、口をしっかり動かす「あいうべ体操」を行ったり、口を閉じたりするように、親御さまがサポートしてあげてください。ご家庭でのトレーニング方法は、ご来院時にアドバイスしております。
矯正中や矯正後は、ケアやメンテナンスのために定期的にご来院いただくようお伝えしております。お口の状況を確認しながら、その時々に応じて必要な処置を行います。
例えばお子さまの場合ですと、虫歯のリスクを減らすためにフッ素塗布を行うことがあります。矯正治療が終わっても、後戻りして歯並びが悪くなる可能性もあるので、後戻りしそうならその原因を発見して、予防や対処に努めます。
また、検診時にはお口の中をクリーニングしています。その他、予防処置を行うとともに、セルフケアの指導も行います。きれいな歯並びと口内環境を維持できるよう、ぜひ定期的な歯科検診にお越しください。
問診・ヒアリング
歯並びの状態を確認し、患者さまのお悩みやご希望を伺います。その後、矯正治療の流れ、かかる費用や通院期間についてご説明します。
精密検査
歯の型取り、口内の写真撮影を行います。必要に応じて、口内を立体的に撮影できる歯科用CTを使って、お口の様子をより細かく把握していきます。
治療計画の立案
検査結果を基に治療計画を立案します。お子さまと親御さまに治療内容をご説明し、ご理解とご納得をいただいた上で矯正治療を開始します。
治療開始
お口のクリーニングを行った後、歯にブラケットという装置を取り付けます。また矯正中は歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病のリスクが高まる傾向にあるため、ブラッシング指導もしっかりと行います。
調整
矯正治療の進行チェックや装置の調整、クリーニングを定期的に行います。調整を怠ると通院期間が長引き、処置の結果にも影響が出る可能性があります。きちんと通院していただきますようお願いします。
保定・メンテナンス
矯正治療後は、歯並びの後戻りを防ぐための保定装置をお渡しします。また、お口を健康な状態に保つために、定期的にご来院いただき、虫歯などの確認やクリーニングを受けていただきます。
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