治療内容｜もりの歯科

当院で治療方法などをご提案する際は、歯科用CTなどによって得られた、できるだけ精密かつ正確な情報を積極的に開示し、ご説明することを心がけております。患者さまの現状や予後などを総合的に勘案し、望ましい治療方法について歯科医の立場からご提案しますが、最後に選択されるのは、あくまでも患者さまです。

私どもは、口腔内のプロとしてのアドバイスに徹してまいります。最終的な判断を患者さまにお任せすること、患者さまのご要望に添う治療を行うことでご理解、ご納得いただかねば、患者さまの前向きな姿勢を引き出すことにはつながりません。
実際に、抜歯が必須だと考えられる場合でも、患者さまがそれを拒まれるのであれば、当院では無理に処置しません。口腔内の状況を時間をかけてご説明し、しっかりご理解いただいたうえで患者さまが選択される治療方法を尊重してまいります。安心して足をお運びください。

歯科医療を受けたくても、ご高齢やお身体の不調のために歯科医院に足を運ぶことができないとおっしゃる患者さまが多数おいでになります。超高齢化社会に向かいつつある現代日本において、こうした問題は非常に重要です。

当院は、どのような状態にある患者さまであっても歯科医療を受けていただける体制づくりに努めております。訪問診療というかたちで、患者さまのおられる施設やご自宅におうかがいして治療やケアを行いますので、お電話にてご予約ください。

デンチャーに際しては、まず時間をかけて丁寧につくることが大切ですが、この場合も、患者さまのご要望を第一に考えるというコンセプトに違いはありません。デンチャーには保険診療と自費診療の別がありますが、患者さまがどちらを選択されても、私どもは、診療に際して最善を尽くしてまいります。

保険診療の場合ももちろん、自費診療による新素材のデンチャーに患者さまが関心を抱いておられる場合は、そのメリット・デメリットをしっかりご説明してまいります。ご自身の口内環境と審美性・機能性をご考慮のうえ、ご要望に添うものをご選択ください。

口を開ける際の顎の痛みや音、口の開きにくさを訴える患者さまが最近増加していますが、こうした症状は顎関節症と呼ばれます。

当院は、こうしたお悩みをおもちの患者さまのご相談を受けたり、痛みを和らげるための治療を行っております。慢性化させないためには早期の治療開始が望ましいとされておりますので、お気軽にご来院ください。

予防歯科においては、さまざまなアプローチの方法があります。ご自宅で患者さまご自身が行うセルフケア、歯科医院におけるケア、生活習慣の改善などがうまく機能してこそ口腔内の健康を保つことができ、虫歯や歯周病といった疾患の予防にもつながることをぜひご認識ください。

私どもは、食生活なども含めた生活全般を総合的にサポートし、患者さまのお口と全身の健康維持、管理に努めたいと考えております。当院におけるケアとしては、PMTCやスケーリング、フッ素塗布などがメインになります。こうした処置を定期的に受けると同時に、ブラッシングや食生活の改善といったセルフケアを充実させることが、ご自身の歯を20年後、30年後にまで残すことにつながります。
予防歯科の重要性についても、十分なお時間を頂戴してしっかりご説明してまいりますので、ぜひご協力ください。定期検診の間隔は6ヶ月に1度ほどが望ましく、お葉書でご案内することもございます。

当院は、患者さまにできる限り精度の高い診療をご提供するため、歯科用CTを導入しております。CTはコンピューターを駆使してデータと画像を再構成し、体の断層写真を得るものですが、歯科用CTは歯周組織の撮影に重点を置いたCT装置です。

3次元の高画質画像によって、従来のレントゲンでは判別の難しい痛みや症状の原因を追究する際に有益です。短時間のエック線照射ですむため、放射能が少ないだけでなく、歪みの少ない精密な画像を得ることができるのもメリットのひとつです。データをご覧いただく際には、モニターでの拡大・縮小も可能ですので、口腔内の状況を細部にいたるまでご確認ください。