過去に歯科治療を受けた状態を放置したことで、経年やお口の癖などで環境が変化し、噛み合わせが崩れてしまっている患者さまが時々いらっしゃいます。当院ではこの噛み合わせの調整にも対応しています。お口全体を見て、バランスを整えていきます。
噛み合わせの調整をする際には、可能な限り歯を削らないことを心がけています。長年バランスが崩れていた部分が急に変わると、新しいトラブルのもとになるおそれがあるからです。まずは顎の筋肉のバランスを見て、位置を調整し、自然な形で噛み合わせの改善を目指します。
上記の方法で改善が見込めない場合には、かぶせ物の形を整えるなど、患者さまに負担の少ない方法での調節に切り替えます。
噛み合わせがずれてしまっていると、歯ぎしりや食いしばりの原因にもなります。これらは睡眠時に起こることが多く、覚醒時の何倍もの力が歯にかかっているために、目覚めた時には疲労や顎の痛みを感じるケースもあります。
歯ぎしりや食いしばりを放置すると、歯が削れて口内のケガにつながったり、食事がしづらくなったりするおそれがあります。歯ぎしりや食いしばりを放置しても良いことは何もありません。症状に心当たりのある方は、ぜひ当院へご相談ください。