加齢と共にのどの筋肉も衰えると食事が困難になってしまい、日々の食事を楽しむことが難しくなってしまいます。その結果、食が細くなったり、体力や気力、免疫力などが低下してしまたっりします。口を動かすたびに痛みや不快感がある場合にも、口を動かす回数が次第に減り、食べたり話したりすることも困難になってしまいます。食事ができなくなることで、認知症や健康トラブルの発症リスクを高めてしまいます。
のどの筋肉が衰えると「飲み込む力」が低下し、食道を通るはずの飲食物が気管を通ってしまう事があります。むせることによって異物を肺に入らないようにしていますが、気管機能の低下により異物が肺へ入りこんでしまうことがあります。空気以外のものが肺に入り起こるトラブルが「誤嚥性肺炎」です。2020年の日本の死亡原因の第3位は肺炎で、その中でも「誤嚥性肺炎」を原因とするものはかなり多いです。
下記のような症状やお悩みをもたれている方は要注意です。
□ むせることが増えたように感じる
□ 咳払いが増えた
□ 薬や水分が飲みにくくなった
□ 会話が聞き取りにくいと言われるようになった
□ 歌うときに声が出しにくくなった
飲み込む力を取り戻すことで、上記のような症状が改善へと導かれ、更には2020年の日本の死亡原因の第3位となっている肺炎を防ぐことにもつながります。なんといっても、食事をおいしく、楽しくすることもできます。その他にも、さまざまな効果が期待できます。心肺機能が高まったり、声がしっかりでたりすることで、会話がスムーズに行えるようになります。唾液の分泌が促されるため、口腔内が清潔に保たれ、歯周病や虫歯の予防にもつながります。
当院では、機能低下が起こる理由をパワーポイント等を使ってわかりやすく説明をしています。
口腔機能低下症の検査(お口の動きや飲み込む力の程度がどれくらいの状態かを相対的に調べる検査)や筋力以外で嚥下の低下を防ぐ要因がないかなどを詳しく検査していきます。これらの検査を参考にして、のどトレ教室や嚥下トレーニングの個別指導を行っていきます。検査1回、指導3回の予定で毎月行っていき、6ヵ月毎に1度、状態などの振り返りを行います。
のどトレ教室は月2回第2、第4金曜日の14時より開催しており、嚥下トレーニングは毎週金曜日の午前中に予約を受け付けております。
ただし、先に歯や歯周の治療が必要な場合には、トレーニングよりも治療を優先させていただきます。治療完了後もしくは状態を考慮して、トレーニングへと移行していきます。
【診療開始時間変更のお知らせ】
2023年10月より診療開始時間が9:30から9:00に変更になりました。
月~水、金:9:00~12:30 14:30~19:30
土:9:00~15:00
当日の受付をご希望の方は直接医院へお電話ください。 また、WEB受付で希望お時間が取れない場合、お電話にてお問合せ頂きますと受付が可能な場合もございます。
※祝日のある週の木曜は臨時診療しております。何卒宜しくお願い致します。
ネット予約・空き状況確認 |
||
---|---|---|