予防歯科の治療内容｜おだ歯科医院

当院は、患者さまのお口の環境に合わせて歯磨き方法をご説明しています。

例えば歯周病の患者さまには、歯と歯茎の間の溝に溜まっている汚れをきれいに落とせるように、歯ブラシの使い方をお伝えしています。歯の表面だけでなく、溝に残っている汚れも取り除くことで、歯茎を健康な状態に整えることにつながります。

毎日歯磨きをしているのに、症状が再発してしまう方は、ぜひ当院のブラッシング指導をご利用ください。

当院では、治療の前に検査を行い、患者さまにどのようなリスクがあるかを見極め、リスクを改善するための治療をご提供しております。特にご高齢の方に対しては、リスクチェックは重要だと考えております。

虫歯予防には、フッ素塗布が良いと聞いたことのある方は非常に多いと思います。しかし、実際のところフッ素塗布による虫歯の予防は30～40％ほどです。フッ素を使うことで、10本の虫歯が6、7本に減り、キシリトールガムを噛むと10本の虫歯が5本に減るそうです。しかし、まだ半数は虫歯になるリスクがあります。しかし、クリーニングを受けていただくと、なんと確率は10本のうち0.5本となり、1本以下に抑えることができます。クリーニングは非常に虫歯予防の作用が期待でき、お口の中をリセットすることのできる良い方法です。また、当院では歯を削る時にも、お身体への負担を配慮し、やさしく治療を進めております。

歯周病のケアの方法として、さまざまな歯科医院で、歯周ポケットの中の汚れが原因だと言われているかと思います。そして、歯周ポケットの中の汚れを取り除くために、斜め45度でブラッシングをするようにと指導されているのではないでしょうか。歯垢や食べカスについては、その方法でも除去することができるのですが、実は原因となる細菌や汚れは、歯の表面に付いているのです。この汚れをバイオフィルムといい、細菌が集まり塊になったものです。バイオフィルムは水を通しませんので、お口用の洗浄水や、うがい薬では落ちないので、効き目がありません。バイオフィルムを除去するためには、ブラッシングや糸ようじが有効です。当院では、このバイオフィルムを効率的に除去するため、ブラッシング方法や糸ようじの使い方を、予防の際にお伝えさせていただいております。歯周病を改善するためのポイントは、1つ目にタバコを吸わないこと、2つ目に1日1回、しっかりしたセルフケアを行うこと、3つ目は食いしばりなどの力のコントロール、4つ目はしっかりした主治医を見つけ、かかりつけにすることです。