当クリニックはいびき治療にも対応しています。
「口呼吸」「鼻呼吸」という言葉をよく耳にされるかもしれません。実は、この呼吸がいびきと密接に関わっていることをご存じでしょうか? 人間にとっての呼吸は鼻呼吸なのですが、いびきをかいている間は口呼吸になります。この状態が続くとさまざまなトラブルを招いてしまう可能性があるため、訓練によって口呼吸を鼻呼吸へと戻す必要があるのです。いびき治療では「あいうべ体操」というトレーニングを行うほか、専用の装置を使うことで口輪筋を鍛えると同時に舌の位置を修正します。
日本語の発音形態は、例えばドイツ語などと比べるとあまり口を動かさずに済むため、筋肉の発達が悪く舌の位置が低くなりやすい傾向があります。そういった要素もいびきと関係するため、トレーニングが重要となるのです。
いびきは単に就寝の妨げになるだけでなく、さまざまな疾患の原因になり得ます。
いびきが生じている間は自分の首が絞まっているような状態になるため、酸素が不足し体内の二酸化炭素濃度が上昇します。これは、脳の活動の低下といった問題を引き起こしかねません。さらにいびきが重症化して気道が塞がってしまうと、睡眠時無呼吸症候群を招くこともあります。睡眠時無呼吸症候群が深刻になると、日中に強い眠気が出てしまい、場合によっては電話で話している最中に眠ってしまうといった事態に至る可能性もあるのです。
いびきでお困りの方やそのご家族の方は、ぜひ一度ご相談ください。