歯の治療を通じて患者さまの健康を守ります
歯周病は、発症してもひどくなるまでは自覚症状がありません。そのため、ご来院いただいた時には歯茎(はぐき)に出血や腫れがあり、物を噛んだ時に歯が痛いという状態になっていることが多いです。
目に見える症状を改善しても、いずれはまた同じような症状が再発してしまいます。それは、いくら歯を治療しても同じ生活を送っていることが原因といえます。当院では患者さまが普段どのような食事をどんな食べ方で摂取しているかなど、基本的な生活習慣をお伺いすることもございます。その中で、歯に影響を与えていることを少しずつ改善していただけるように、正しい方法をお教えしています。
お口に影響を与えるのは、日頃の3食の食事だけではなく、お酒やタバコ、間食のお菓子などをどのようなタイミングでどれくらい摂取しているかも重要になります。
口に含む物や回数が増えれば増えるほど、歯が虫歯や歯周病になるリスクは高まります。このような生活環境はお口の中の環境形成に深く関わっていますが、どうしても歯磨きや歯の色に関心が向く傾向にあります。もちろん日頃の歯磨きの仕方も、歯の健康を維持するためには必要不可欠なことです。
当院ではそのような一般的な注目にプラスして、さらに根本的な部分から改善を行っていただけるようなお話をさせていただいています。
どれだけ悪くなっている歯でも、できる限り患者さまご自身の歯を残すことを考えて治療を行っています。歯は一度欠損してしまうと自然に元に戻ることはありません。いつまでもご自身の歯で食事を楽しんでいただくには、できる限り歯に負担をかけない治療が必要になります。
また、歯を健康的に保つためには、定期的な検診を受けていただくことが大切です。大人になっても、歯並びや噛み合わせは少しずつ変化をしていきます。その変化をしっかりと認識することで、その状態に合ったケアができるようになります。
しっかりとケアを行いながら、正しい生活習慣と噛み合わせを身につけていただくことで、患者さまのお口に対する意識が高まるように治療を行っています。歯への意識が高まることで、定期検診も継続的に受けていただけるようになると考えています。