重度の歯周病でもなるべく外科手術をせず、患者さまの負担を減らせるよう努めています
当院は、患者さまへの症状説明も歯周病治療の一環だと考えています。模型を使ったり、お口の中の写真をお見せしたりと、視覚的な情報でお伝えすることを心がけています。患者さまに歯の汚れを実際に見ていただくことで、治療や予防へのモチベーションを高めていただきたいのです。
具体的な治療方法としては、お口の中のクリーニングや、歯科衛生士による歯磨き指導を行っています。歯周病の基本的な治療方法は、細菌のかたまりである歯石を除去することです。当院は歯石除去を行う際、歯科用マイクロスコープを使用しています。これは歯科治療に用いる専用の顕微鏡（けんびきょう）です。目には見えない歯茎（はぐき）の奥まで見ながら歯石をとることができるため、外科処置をなるべく行わずに治療することができます。
歯周病の症状が進んだ患者さまには、定期的にご来院いただき歯石除去を繰り返し行っています。外科処置が必要となる症状でも、歯科用マイクロスコープを使用することで歯石除去だけで治療できる場合があるのです。基本的には4カ月に一度のペースでお越しいただいておりますが、症状によって通院の間隔は変わります。
歯周病の特徴
歯磨き指導は、磨き方だけでなく歯ブラシの選び方からお伝えします
歯周病の治療は日々の口内ケアも大切です。当院は歯科衛生士が歯磨き指導を担当しております。歯磨きは磨き方だけでなく、患者さまに合った歯ブラシを選ぶことも重要です。院内には歯ブラシのほか、義歯用の歯ブラシやお子さま用の歯ブラシ、舌をきれいにするためのブラシなど、さまざまな種類を用意しております。いずれも歯科医師の視点からピックアップしたものです。その中から患者さまに合ったブラシを選ぶ方法をご指導しています。
