こだわり｜前橋歯科医院

当院では痛みを抑えるさまざまな工夫をしています。

例えば麻酔注射の際には、針が入る痛みを感じにくくするための表面麻酔も用いるようにしています。これを塗って歯茎の感覚を鈍らせたうえで、細い注射針で2回に分けてゆっくりと、人肌に温めた麻酔液を入れていきます。その際に圧力にムラがあっても痛みの原因になるので、一定の力にコントロールできる電動麻酔器という機器も取り入れました。

それでも恐怖感がある方のために、笑気麻酔を使用することもあります。リラックス作用のある笑気ガスを吸入するというものです。そのほかにも、治療を進める際に不安な思いがないように説明をきちんとすることや、小さなお子さまにはなるべく器具を見せないといった心理面の配慮を怠りません。

衛生管理においては、スタンダード・プリコーションという考えに基づいて取り組んでいます。これは患者さまの感染症の有無にかかわらず、全ての粘膜や血液などが感染源になる可能性があるという前提のもとで行う、標準的な感染予防策です。

治療器具は滅菌器で処理しており、お口の中で風や水をかける器具の先端の部品などに関しては毎回使い捨てにしています。治療中の飛沫を防ぐため、口腔外バキュームも3台設置しました。

さらに新型コロナウイルス感染症のまん延を受けて、改めて対策の内容を見直しました。具体的な取り組みとしては、空気の流れを考慮した換気システムを導入し、空気中の二酸化炭素濃度を常時計測しています。また、密集・密接状態をできるだけ避けるため、待合室における患者さま同士の距離をより離すようにしました。

そのほかにも患者さまが直接触れる箇所にはシーリングも施したり、診療チェアのヘッドレストカバーを毎回交換したりと、清潔な環境でお迎えできるよう細かなところまで徹底しています。

口内は、鏡だけですみずみまで見ることが難しい場所です。そのため当院では説明の際に、口腔内カメラで撮影した患者さまのお口の映像をご覧いただくようにしています。奥まったところの虫歯や、歯の小さなヒビも確認していただくことが可能です。患者さまが理解し、納得されたうえで治療に進むために、事前のていねいな説明を心がけています。

また、矯正治療（※）やインプラント治療（※）の際には、治療の流れや注意事項が記された資料をお持ち帰りいただくこともあります。治療を受けるかどうかを必ずしもその場で決めていただく必要はありませんので、どうぞご自宅でじっくりご検討ください。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

治療を受けていただいた方には、長きにわたって良好な状態を維持していただきたいと考えています。そのために当院が力を入れているのが、事前の診断と歯科素材の選定です。

診断の精度を高めるために、口内の状態を立体的に撮影できる歯科用CTと、虫歯の進行度を数値で測定できる機器を導入しています。そのうえで精密な治療を行うため、拡大鏡も取り入れました。術者の視野を拡大して、細かなところまで見落としを防ぐことにつながっています。治療に使用する素材に関しても、こだわりをもって選定をする方針です。

日頃からアンテナを張って情報をキャッチし、さらにより良い治療を目指してまいります。