太田歯科医院

患者さまが自分の歯で食べられるように総合的にプロデュースすることです。そのために、1本の歯だけではなく、お口の中全体を見て何が必要かを判断し、健康な状態を保てるようにしています。

治療をすること自体が目的なのではなく、あくまで食べられるようにするための手段ですから、場合によってはどうしても歯を抜かなければならないこともあります。そういった時には、「なぜその歯を抜かなければならないか」をしっかりとお伝えして、ご納得いただいてから治療に進みます。勝手に処置を行うことはいたしませんので、どんなお口の状態でも心置きなくご相談ください。

初診の方に対しては、お口の中のみを見るのではなく、その方がどんな方なのかを認識することを心がけています。歯科医院には「困っている理由」があっていらっしゃる方がほとんどなので、まずはお悩みを聞き取ります。その上で、患者さまがどういった性格をしているかを掴んでいきます。

たとえ同じような症状がある場合でも、個人個人の性格や生活環境は違いますよね。スムーズな診療を行うためにも、個人のキャラクターに合わせた治療方針や進め方を考えるように心がけています。

女性の患者さまの場合、やはり治療後の見た目を気にされる方が多いように思います。そのため、処置を行う際には天然の歯に馴染むかどうかを確認するなど、お口元の状態に配慮しています。

恐がるお子さまに対しては無理に治療をしないことが重要ですね。まずは、歯科医院を楽しいところだと思っていただけるようなイメージ作りから始めています。ちょっと歯磨きをしたり、キッズスペースで遊んだりするだけでも構いませんので、お気軽にお越しいただければと思います。トラウマさえ作らなければ、成長するにつれて治療が受けられるようになっていきますので、親御さまにはお子さまのペースに合わせていただくようアドバイスしています。

予防診療に力を入れて、患者さまがいつまでも自分の歯でおいしい食事を摂れるようにしたいと考えています。一度治療をした歯はもろくなってしまいますので、予防やメンテナンスによってできるだけ削らないことが重要です。仮に治療が必要になっても、定期検診で早期発見・早期治療をすることで、生まれ持った歯を守っていただければと思います。

歯に対する治療を行えるのは歯科医師だけですが、スタッフのサポートなしには成り立ちません。むしろ、患者さまに長い時間接するスタッフの方が、重要な役割を果たす場面が多いと考えています。当院のスタッフたちは、きめ細かな気配りと笑顔で、私の行き届かないところをしっかりとフォローしてくれています。そういったスタッフに恵まれていることが、私の自慢ですね。

この町の好きなところは、海や山が近く、四季の移り変わりをはっきりと感じられるところです。

春には、日本三大夜桜ともいわれる「高田城 百万人観桜会」が高田公園で催されます。夏は海水浴客で賑わいますし、リニューアルされた水族館にもお客さまが来ています。秋は黄金色に彩られた田園風景がきれいです。冬には豪雪などの厄介なこともありますが、雪を貯蔵して冷蔵庫の代わりに使用する雪室（ゆきむろ）という、この地独特の風習があるのですよ。

休日は草野球を楽しんだり、溜まっている書類整理などの事務仕事をしたりしています。かぶせ物やつめ物などの技工物を作成することもありますよ。あとは、買い物や家の片付け、庭仕事などでしょうか。