医療法人　桜樹会　カオス歯科

これまで特に、歯科口腔外科や美容診療などについて学んでまいりました。また、いろいろな歯科医師から治療に対する考え方などを聞く機会もあり、そうした中で歯科治療の進め方についても学ばせていただきました。

今後は、スピード感を持ちつつもお気持ちに寄り添いじっくりていねいに治療するといった、患者さまの状況に合わせた診療を大切にしていきたいと考えています。

いろいろな歯科医院で作製した入れ歯を、12個も持参された患者さまがいました。一つひとつに思い入れがあるようで使用感もしっかり記憶されており、驚いたことを覚えています。ただ、どの入れ歯にも不満がありもっと良いものを作ってほしいとのことでした。

どんな入れ歯であっても、どうしても違和感が出てしまうものです。多少我慢していただきながら細かな調整を続ける必要があり一緒に作っていく治療であることを、患者さまにお話をしました。

幼少期は歯が悪く、常に歯科医院へ通っていました。今振り返ると、エナメル質形成不全症という病気だったのかもしれませんが、その頃はわからず、自宅のある東京から歯科医院のある埼玉県まで定期的に通院したものです。

小学生のときには、乳歯を抜いて総入れ歯にするという治療もしました。食事がしにくいだけでなく友達にばかにされたくないという思いも強く、できるだけ早く給食を食べ終えて校庭へ飛び出していた記憶があります。

私自身、子どもの頃から頻繁に歯科医院に通っていましたが、何度通っても治療は嫌で痛みも苦手でした。だからこそ今は、そういった患者さまのお気持ちに寄り添い恐怖心を和らげながら治療を進めたいと考えています。

特にカウンセリングを重視しており、じっくりお悩みなどを伺ったうえでていねいに説明してご納得いただいてから治療に入るよう心がけています。もちろん、痛みにもしっかり配慮しています。

緊張感を和らげた状態で治療に臨んでいただけるよう、お気持ちに寄り添いながらわかりやすく説明して進める治療をモットーにしています。そのためにも、カウンセリングをていねいに行って、治療についてしっかりご理解・ご納得いただけるよう心がけています。

一つの症状に対して複数の治療方法が考えられる場合には、それらの一つひとつについて詳しく説明したうえで患者さま自身にとって納得できる治療を選択していただくようにしています。歯科医師が勝手に治療を進めることはありません。

できるだけわかりやすい説明になるようにも工夫しており、必要に応じて口腔内カメラなどの画像をご覧いただくケースもあります。疑問があれば、遠慮なくご質問ください。

自分自身、子どもの頃から歯科医院に通わなくてはならず、嫌だった思い出もあるため、同じ思いをするお子さまがいなくなるよう治療に際してはいろいろな工夫をしています。

例えば、お子さまたちの間で今はやっているもののお話をするなどしており、お子さまには楽しい気分のままお帰りいただきたいと考えています。

玄関部分に少し段差があるものの、院内全体はバリアフリーになっています。歩いたり立ち上がったりする際にはご負担のないよう状況に応じたサポートもしますが、手を差し伸べすぎるのではなく「ごゆっくりどうぞ」といった声かけをして無理をされないような配慮しています。

私以上にスタッフたちが率先して、しっかりと対応してくれているため、ご不安なくお越しいただける環境に一丸となり取り組んでいます。

信頼関係を築ける歯科医院、人当たりが良く話をしっかりと聞いてくれる歯科医院が良いと思います。自分の家族を診るように親身になって相談に乗ってくれるような歯科医師やスタッフのいる歯科医院を選ばれると良いのではないでしょうか。自分自身も、患者さまからそう感じていただけるよう研鑽を重ねていきたいと考えています。