ひがし歯科医院

前回最後に歯科を受診したのはいつでしょうか。何年も期間があいている方は、歯科診療に苦手意識があったり、何か気が進まない理由があったりするかとお察しします。気が向かず緊張していると、痛みも感じやすいものです。リラックスしていただけるようにまずは雑談から始め、いくつか質問をしていきます。

もちろん、治療方法や使用する治療器具についても、痛みを抑えるための配慮をしております。配慮についても事前にお伝えし、治療の不安を取り除けるように努めています。

虫歯を削ってつめ物をしても、同じ場所がまた虫歯になってしまっては治療したことにならないと考えます。再発・再治療のサイクルを食い止めるため、当院は予防に力を入れてきました。

予防のカギとなるのが生活習慣です。虫歯ができた要因は患者さまのお話から導き出すことができます。同時に、このままだと5年後、10年後のお口がどうなるかも予測可能です。当院では、将来を良いほうに変えられるよう、リスクとなる習慣を改善するための方法をご提案します。

歯科衛生士はブラッシング方法やフッ素入り歯磨き粉の活用方法、食生活についてアドバイスします。基本的には同じ歯科衛生士が継続して担当し、別の者が担当する場合は患者さまの情報を共有するようにしています。

ただし数ヶ月もするとそれだけでは落としきれない歯石が出てくるのも事実です。そこで歯科医院でのメインテナンスが重要になります。
歯垢がこびりついたものが歯石ですが、この状態になると、ブラッシングで取ることはできません。
そこで、3カ月に1度ほどの頻度で歯科医院にお越しいただき、歯石を取るなどの口腔内の清掃や、患者さまの状況に合わせたアドバイスの必要があります。
歯面への傷をできる限り抑えるエアフローなどを用いたメインテナンスを行っておりますので、ご利用ください。

治療内容は、説明シートを使ってお伝えしています。緊張してなかなか頭に入ってこない方もいらっしゃると思いますので、後から見返せるように説明用紙をお渡しします。ご帰宅後のくつろいだときにでも読み返してご理解いただければ幸いです。また、処置内容や注意点を記載した用紙もお渡ししますので、そちらもご確認ください。

さらに、目で見て分かりやすいように、モニター画面を使ってご説明しています。患者さまご本人のレントゲン写真や口腔内カメラで撮影した画像を映し、患部の状態や治療内容について解説します。

衛生管理は、患者さまには確認しづらい部分ですので不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。当院は衛生管理には誠実に取り組み、少しでも不安を払拭できるよう注力してきました。

歯を削る機械は患者さまごとに洗浄し、個別にパックづめして滅菌器で処理します。次に使うまでほこりや雑菌に触れないよう、保管中もそのままです。治療の際に患者さまの目の前でパックを開けますので、清潔な状態だとお分かりいただけると思います。歯の削りかすや唾液が拡散するのを防ぐため口腔外バキュームを導入し、空気清浄機も設置しました。こうした取り組みを続けることで、衛生的な治療環境をご提供できるように努めています。