当院では、2名の予防歯科診療に長けた歯科衛生士が、皆様の歯のクリーニングを行っています。それぞれが歯科衛生士として責任を持って、訪問診療と医院での診療にあたっています。医院での診療の際は、患者様に適したセルフケアのアドバイスをさせていただきます。
一度治療をしたら二度目の治療はないようにするということが、当院の目指す歯科医療です。そのため、当院の治療理念は、「治療をしないために予防をする」ということ。虫歯や歯周病になってしまった歯を治療したとしても、元に戻るわけではありません。治療の際に行うCR(簡易的な詰め物処置)も、いくら綺麗に仕上がったとしても元の状態の80%ほどに止まります。また、歯を削ることは根本的に体にとって良くないばかりか、お口に人工物を入れるとそれ以上良くなることはありません。そのため、「症状が発生する前に食い止める、発生したとしても抑える」という視点を大事にし、予防に力を入れています。
定期検診については、1回につき1時間未満程度の時間で行っています。女性の患者様に比較的多くご利用いただき、年代としては30代から50代の方が多くいらっしゃいます。
歯に問題がないと感じても。定期検診を受けて歯のメンテナンスをしていきましょう。
歯の治療が終了した場合も、一定の間隔をあけてご来院いただき、定期検診を受けましょう。定期検診は、患者様の口腔内検査と詳細な診断から始まります。口腔内検査については、口腔カメラを使用して、歯に問題がないかを確認していきます。頻繁に通院していただいている方も、半年に1回は全体的なレントゲン写真を撮影して、トータルで管理します。
お口の確認が終了すると、歯のクリーニングを行います。クリーニングは、歯科衛生士が、スケーラーという器具を使用して歯石を除去するスケーリングという作業を中心に行います。 器具はさまざまなタイプがあり、使用箇所によって使い分けられていますが、先端がとがっており、歯石を掻き出すように除去します。これによって、歯周病の原因となる汚れを取っていきます。
また、ご希望であれば、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)という、専門の機器や技術を使って行う歯石除去も行います。 この処置は、虫歯の予防はもちろんのこと、歯周病対策にも働きがあります。
クリーニングの後は、TBI(トゥース・ブラッシング・インストラクション)という歯磨き指導を行います。このように、患者様ごとに、適したメンテナンス方法やデンタルケアグッズをご提案させていただきます。
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カウンセリング・検査・診断
歯の治療を始める前にカウンセリングを行い、その後口腔内検査と診断を行います。患者様のお口の状態を確認し、どのような処置や施術が必要かを判断していきます。1回の検査・診断に要する時間は15分ほどです。
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クリーニング
口腔内検査と診断をした後は、歯のクリーニングを行います。
歯石を削って除去していくスケーリング、歯科衛生士によるブラッシング指導、ご希望であればPMTCも行います。
1回のクリーニングに要する時間は30分ほどです。