歯周病の原因は、歯垢だけでなく歯ぎしりや、食いしばりの場合もあります
当院の歯周病治療は、予防と同じようにお口の中をきれいすることから始めます。
しかし、歯周病は生活習慣病のひとつでもあるので、患者さまの生活習慣についてもお話しいただける範囲で伺っています。
たとえば、歯ぎしりや食いしばりも歯周病の原因の一つです。
ご飯を食べるときも歯に力は入りますが、意識をしているので力加減ができますが、歯ぎしりや食いしばりは無意識で行っているため、歯にかなりの負担がかかってしまいます。
その負担が歯や歯茎にも影響を与えて、歯周病菌の働きに作用して進行していくのです。
当院は、検査のときに歯の形状や減り方から歯ぎしりや食いしばりを推測して、患者さまのカウンセリングを行います。
その上で、どういったケアやメンテナンスをおこなうのがその患者さまのためになるのかを考えています。歯磨きや、定期健診だけで歯周病が改善しないとお困りの方はぜひ当院にご相談ください。
現在の症状からどういった生活をしているのかお伺いをして、時には生活習慣を見直していただくこともあります。
例えば、普段、高血圧で薬を飲んでいる方で歯茎が独特な腫れ方をしている方がいらっしゃいます。
それはある薬の副作用による症状のため、高血圧の薬を飲んでいるか、どの種類の薬を服用しているのかを確認し、
該当する薬であれば、処方してる医師に相談し、薬を調整してもらい、腫れを引かせます。
また、喫煙も原因になることがあるので、禁煙をすすめる場合もあります。
治療はPMTCと呼ばれる歯科医院でしかできないクリーニングなども行って歯と歯茎をきれいにし、進行を食い止めていきます。
歯周病治療においては、外科的処置をして治療する場合もございます。
歯周病は、口腔内全体が同じように悪化していくということは少なく、一部分だけが悪化してしまうことが多いためです。
そこにアプローチしていくことで、まだ健康な歯茎を守ることができます。
また、歯を支える周りの組織を再生誘導する治療法もあります。
この治療法は、歯を支える周りの組織を戻すのではなく、歯を残すための治療法です。
このように歯周病でも、さまざまな治療の中から選んでいただくことができます。