様々ある歯科治療の中で最も力を入れて学んだのは何ですか? その理由も教えてください。
私は小児矯正に注力してきました。成人矯正を行うなかで、さまざまな面を考慮すると心身ともに成長が大きい小児期に矯正をするほうが良いと感じたからです。お子さまご本人の成長を利用するファンクショナルアプライアンス(機能的顎矯正装置)は、出っ歯や受け口などの上下のバランス調整に有効です。歯列が乱れているお子さまには、拡大装置を用いることでまっすぐ永久歯が生えるスペースを確保します。若いうちにこのような矯正を行うことで、大人になってから健康な歯を抜く可能性を減らすことができます。また、金銭的な面でも小児のうちに矯正しておくほうが負担は少なく、メリットが大きいと言えます。お子さまの口元が気になる親御さまは、まずは相談だけでもしていただきたいです。
診療のモットーについて教えてください。
私たちは下記診療理念を大事にしております。ご参照ください。
CREDO
「最良の歯科医療」
を目指します。
「安心と信頼」
をテーマにコミュニケーション
の増大に努めます。
患者さんの
「笑顔」
が私たちの喜びです。
- クレドは私たちの基本的な信念です。全員が これを理解し、自分のものとして受け止め、感謝の心、 誠実で裏表のない心、思いやりの心、謙虚な心を 忘れることなく行動します。
- 私の元気と笑顔を添えて、あたたかいご挨拶を 患者さんのお名前でお呼びします。 心からのご挨拶はホスピタリティーの基礎です。
- 患者さんにも先生、スタッフ同士でも必ず きちんとした言葉使いを守ります。
・おはようございます ・ありがとうございます
・しつれいします ・すみません
・お願いします ・はい
・お大事にしてください - スタッフ一人一人には自分で判断し行動することが 求められています。患者さんの些細なサインを 見逃さずに、患者さんの望んでみられることを先読み してお答えします。
- 電話には3コール以内に対応するよう心がけます。 心をこめて「お待ちしております」「お気をつけて いらして下さい」の言葉を忘れません。
- 院長の指示に従い、報告・連絡・相談を徹底します。
- 患者さんからの相談、苦情を受けた人は、それを 自分のものとして受け止め、納得していただけるように 解決し、それを記録とともに報告します。
- 常に治療技術の向上と研鑽を心がけます。 スタッフは互いに尊敬しあい、洗練された医療現場は 私たち医療人としての誇りを与えます。
- 私たちはプロフェッショナルとして清潔感ある服装、 髪型、メイク、身だしなみには細心の注意を払います。
- 私たちスタッフ一人一人はすべての患者さんとスタッフ に対し安全で清潔な医療環境を作ります。
- 職場にいるときも、出たときも野田歯科医院の 一員であることを忘れません。いつも前向きな話し方 をするよう心がけます。
- 喜びに満ちた和やかな職場を作るために、先生、 同僚、後輩とよく話し、いたわります。新人スタッフ は大切に育て、時には厳しくとも誠実に対応します。 それは私たちの財産だからです。
今まで診てきた患者さんで心に残っている、印象的なエピソードがあれば教えてください。
開業してからずっと通ってくださっている患者さまでしょうか。当初はお一人で来られて、おじいちゃん、おばあちゃんも来院されるようになりました。
いまではお子さま、お孫さんもいらっしゃいます。長い年月を経て、4世代で来てくださるほどの信頼関係を築けてるのだと実感しています。
スタッフの自慢できる点を教えてください。
私は人の喜ぶ顔を見ることが好きで、スタッフの誕生日をサプライズで祝ったり、忘年会のビンゴゲームに力を入れたりしています。笑顔を見せてくれるだけでも十分なのに、この医院のスタッフはそれを患者さまに日々の対応や治療という形で還元してくれて、本当に嬉しく思います。
医院は私一人で成り立つものではなく、スタッフ全員の力で成り立つものです。一人ひとりが思いをこめて接することで患者さまに思いも伝わって、笑顔を見せてくださるのだと思います。
これからもいい関係性を保ちながら、患者さまを家族のように大切にする歯科医院をつくっていきたいです。
尊敬する人物はいらっしゃいますか?
父です。私の父はまっさらな状態から商売をはじめ、一代で財を成しました。しかしそれも失敗してしまい、どん底に落ちるも、また立ち上がった人です。
苦労続きのなか家族を守る姿や優しさ、器の大きさはいまでも強く印象に残っています。人間としても、男としても、いつかは父をこえられるような人物になりたいと思っています。
今後力を入れていきたいと考えている治療があれば理由とともに教えてください。
歯科医師が思う最善の治療を押し付けるのではなく、患者さまが求めていることをしっかりと汲み取り、ご納得頂ける治療を行っていきたいです。患者さまのお気持ちや状況をきちんとお伺いしたうえで複数の方法を提案し、自分に合った治療方法を選べることがその方にとっての最善の治療であると考えています。そのような治療を、患者さまと寄り添いながら二人三脚でつくっていきたいです。そのためにも、スタッフと足並みを揃えて、いままで以上の環境整備、研鑽を続けてまいります。