有馬歯科医院

私の家系は、先祖代々医療に従事しており、かつては御典医を務めていたとも耳にしています。歯科医師として医療に携わるようになり、私で四代目になります。開業して100年、四代にわたり歯科医療を通した社会貢献を目指してまいりました。幼い頃から父や祖父の姿を目にしていたため、自然と歯科医師への道を目指しましたが、父は私が歯科医師となって1年半後に他界しましたので、歯科医師として父から直接教えを仰いだことはほとんどありません。地域の皆さまのお役に立つため、慶応大学病院で10年近く研鑽を積んだのち、この地に帰ってまいりました。それ以降、長年にわたって足を運んでくださる患者さまのご期待に応えるべく、懸命に治療に努めております。これまでの診療体制を改め、常に2人の歯科医師で診療にあたるようにしたのも、患者さまお一人おひとりの診療時間をなるべく長く取るためです。現在は、月に2度ほど慶応大学病院に勤めており、こうしてさまざまな症例にふれることで、皆さまの診療に生かしていきたいと考えております。

山梨で開業し、中目黒の別の場所に移転し、それから今の地に医院を構えていますが、その間、中目黒も激動の時代を経てきたものと思います。現在、中目黒は若い年代の方々から注目されるスポットでもあると報じられておりますが、もともとは落ち着いた住宅街でした。そうした佇まいと人を受け入れる雰囲気が好まれ、多くの若者を惹きつける、現在のような町になったのではないでしょうか。ここ数年、新たにこの町においでになる方が増えています。
当院にも、新たにこの地に居を構えた患者さまが足を運んでくださっています。そうした患者さま方に、中目黒の魅力をお伝えする中で、私自身もまた新たな中目黒の魅力を発見しているのが現状です。
当院には、小さなお子さまからご年配の方まで、あらゆる年代の患者さまが足を運んでくださっていますが、老若男女問わず様々な患者さまとの交流を深め、人の温かさを感じていただくことも、中目黒という地域全体の魅力につながるのではないかと考えてます。私を育ててくれたこの地に少しでも恩返しするべく、今後も努めてまいりますので、おしゃべりのためだけにでもぜひお気軽にいらしてください。

当院は、問題が生じた場合にだけ足を運ぶ歯科医院ではなく、定期的に通っていただき、お口の状態の変化をしっかり把握しながら、患者さまのリスクを軽減することに努める歯科医院でありたいと思い、日々診療にあたっております。
歯科医療の基本は、予防歯科にあります。患者さまの大切な歯をできるだけ削らず、抜かず、ご負担をおかけしないかたちで治療を終えるためには、虫歯や歯周病にかからないことが近道であるといっても過言ではありません。
ご自宅での毎日のケアを充実したものにし、3ヵ月に1度ほどの頻度で検診を受け、口腔内のプロの目を通して確認することは非常に重要です。虫歯や歯周病の早期発見・早期治療にや予防につながり、虫歯菌や歯周病菌が引き起こす全身疾患を防ぐことにも大きな役割を果たします。
私は歯科医療を通じて、地域の患者さまの口腔のみならず、全身的な健康をお守りし、地域のお役に立ちたいと考えてまいりました。予防歯科の重要性を発信し、ご理解いただくことで、定期的に通院していただくのが目標ではありますが、何らかの理由で通院される頻度が減り、検診が途絶えたとしても、私どもが患者さまを見はなすことは決してございません。たとえ患者さまご自身が足を向けにくいと感じておられたとしても、患者さまをお待ちし、喜んでお迎えすることをお約束します。一度は細くなってしまったご縁であっても、患者さまがそれを懐かしく思われ、再び通いたいと思っていただけるような歯科医院こそ、私どもが目指す歯科医院です。幸いなことに当院には、遠方にお引っ越しされた患者さまが県外からも通ってくださったり、一度疎遠になった患者さまが再度足を運んでくださることも多数あります。その患者さま方のご期待にお応えするため、私どもは今後も、患者さまを温かくお迎えし、親身になって患者さま目線での治療を続けていきます。お口の中に何らかのお悩みごと、ご心配ごとがある方は、問題の大小を問わず、ぜひ私どもにご相談ください。