マウスガード(スプリント)の副作用とリスク

マウスガード(スプリント・マウスピース)装着中は、一時的な歯やあごの痛みや、唾液が多く出るという症状が発生するリスクがあります。調整の具合によっては、一時的に症状が重くなることがあります。マウスガードは定期的に調整を行う必要があります。 また、歯ぎしりがひどい人は、数か月で装置に穴が開いたり、割れたりしてしまうことがあるので、定期的に新しく作り直す必要があります。
備考
マウスガードの目的は、大きく分けて二つあります。 一つ目は、眠るときに顎関節症専用マウスピースを装着したり、咬み合わせの位置を変える治療方法です。この装着によって、歯ぎしりやくいしばりを改善したり、歯ぎしりやくいしばりによる顎への負担を少なくして、顎関節症の症状や歯への負担を軽減します。 二つ目は、スポーツを行う際に激しい衝撃や強い力から守るためにマウスピースを使用します。歯や顎へのダメージ、口元の外傷を防ぐ役割を果たします。また、頭部への衝撃による脳震とうなどの発生率や重篤率を緩和する役割もあります。

監修医情報

菊地由利佳先生


【プロフィール】

2013年日本歯科大学新潟生命歯学部 卒業
新潟大学医歯学総合病院にて研修
都内歯科医院にて勤務

現在健康検定協会所属