レーザー治療の副作用とリスク

レーザー光は、放射線を含みませんので、体に害がありません。しかし、レーザー光が直接、眼に入ってしまった場合は、網膜に障害を起こすリスクがあります。リスク回避のために、レーザー治療は、患者の眼をレーザー専用のメガネで保護して行われることが多いです。また、レーザーを歯や歯茎に照射しても、副作用と呼ばれるものは特にありません。また、レーザーは体内に電気を通しません。そのため心臓に持病がある、ペースメーカーを使っている、高血圧症がある、妊娠中であるといった人でも受けることが可能です。 ただし、光過敏症や光アレルギーがある方は適応外となります。
備考
[レーザーによる虫歯治療について] レーザーには様々な種類や効果があり、目的によって使用方法が異なります。歯、根、歯肉、顎関節など歯科のほとんどの治療が可能です。 歯に対する一般的な用途としては、虫歯の除去・予防に使用します。また、歯質強化やフッ素が浸透しやすくなるメリットもあります。 他にも、歯周病、口内炎の治療、知覚過敏症の治療、外科処置(出血少量、傷口の回復が早い、神経の治療)などに使用できます。

監修医情報

菊地由利佳先生


【プロフィール】

2013年日本歯科大学新潟生命歯学部 卒業
新潟大学医歯学総合病院にて研修
都内歯科医院にて勤務

現在健康検定協会所属