逆効果?子どもがマウスウォッシュを使うと危険って本当?

子ども マウスウォッシュ 危険

逆効果?子どもがマウスウォッシュを使うと危険って本当?

マウスウォッシュは、厳密には洗口液のことを指します。液体歯みがきとは別のものですが、意識して区別していないのが一般的かも知れません。ここでは、一般的にマウスウォッシュといわれているものを子どもが使用してもいいのか、その危険性やデメリットに触れていきます。毎日使っているというお父さんお母さんは、是非チェックしてみてくださいね。

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この記事の目次

1.マウスウォッシュが危険!といわれる理由

子ども マウスウォッシュ 危険

刺激が強すぎる可能性

子どもの歯は表面がやわらかく溶けやすいため、マウスウォッシュなどの外的刺激の影響を強く受けてしまう可能性があります。子ども用のマウスウォッシュも販売されていますが、年齢が適切か、など歯医者さんに相談してみると良いでしょう。

お口の中の細菌類のバランスを崩す

お口の中には、虫歯菌や歯周病菌などの悪さをする菌以外に、よい働きをする常在菌も存在します。その常在菌がいることで虫歯菌が抑制されているケースもあるのですが、マウスウォッシュを使うことでその必要な常在菌までダメージを受けてしまう可能性がゼロではありません。

これまで虫歯菌などの細菌の繁殖を抑えてくれていた常在菌の力が弱れば、それが原因で虫歯や口臭などが発生するケースも出てきます。お口の中を清潔にしようと使っていたマウスウォッシュが、口内トラブルの原因となってしまう可能性があるのです。

歯みがきをした気分になってしまう

強い刺激のあるマウスウォッシュは、歯みがきをしなくても爽快感が得られてしまいがちです。そのため、「歯みがきをしなくてもいいかな」という気持ちが芽生えやすく、そのまま歯みがきせずにケアを終わらせてしまうかもしれません。

そうなれば歯についた汚れがそのままになり、その結果虫歯を引き起こしてしまう原因となります。

マウスウォッシュだけのケアを習慣付けても、虫歯の予防にはほとんど効果がありません。そのため、毎日のデンタルケアにマウスウォッシュの習慣を取り入れるより先に、きちんと歯みがきをする習慣を身につけることの方が大切です。

将来的にも歯みがきやデンタルフロスを使った予防の方が、虫歯を防ぐことにつながるということを覚えておきましょう。

口臭予防のつもりが口臭の原因に!

アルコールなどの刺激が強い成分が入っているマウスウォッシュは、唾液を減少させる原因になることがあります。

口臭は雑菌などが繁殖して発生することが多く、それを一掃するためにマウスウォッシュを使う人が多いのですが、実は口臭を防いでくれている唾液の分泌まで阻害してしまうことがあるため、結果的にはまったく口臭予防になっていないケースがあるのです。

マウスウォッシュなどで唾液が流され減少させられてしまうと、それ自体が口臭を引き起こす根本的な原因となってしまいます。

2.マウスウォッシュを正しく使うにはどうすればいい?

マウスウォッシュと親子

マウスウォッシュの種類をきちんと把握して

一般的に、マウスウォッシュは洗口液といい、液体歯みがきとは別のものです。似ているものですがそれぞれ目的が違うので、きちんとその違いを認識しておきましょう。

洗口液

洗口液はお口の中を洗い流す目的で使われるものです。歯みがきができない状況下では、洗口液を使うと簡単な口内ケアになるといいます。ただし、ブラッシングほどの効果はないため、しないよりはした方がいい程度に捉えておいてください。

洗口液は本来ブラッシングのあとに使うものです。細菌が繁殖するのを防ぎ、製品によってはお口の中が乾燥するのを防ぐ効果があるものもあります。

液体歯みがき

液体歯みがきは、ブラッシングに使う歯みがき粉と同じように歯を磨くために使うものです。お口全体に行き渡らせてから歯を磨くのがおすすめです。ペースト状の歯みがき粉に比べて研磨剤も入っていないので、歯を傷つけるなどのリスクが減らせます。

洗口液と液体歯みがきを比べると、その目的と使用するタイミングが違うことがおわかりいただけるでしょう。

マウスウォッシュは基本的には必要ない

基本的にマウスウォッシュは絶対に必要とはいえないケアアイテムです。子どもの虫歯予防には特に歯みがきが重要で、デンタルフロスと併用してケアするのが効果的です。

マウスウォッシュだけをして歯みがきをしないなどのケアは絶対にやめましょう。

まずは歯みがきとデンタルフロスのケアを徹底してから、その余力でマウスウォッシュを取り入れるくらいのつもりでいてください。あくまで補助的なケアアイテムとして捉えましょう。

虫歯予防に適したマウスウォッシュの使い方

もし、マウスウォッシュ(洗口液)を使用する場合は、基本的に歯みがきをした後に使うようにしましょう。きちんと歯みがきをしたあとなら、マウスウォッシュで虫歯予防の働きを高めることができます。

マウスウォッシュの成分によって注意事項が異なりますので、製品の説明書はよく読みましょう。

フッ素の使用後にマウスウォッシュは

虫歯予防に有効なフッ素塗布治療をした場合、フッ化ナトリウムを主成分とするマウスウォッシュを使用すると相乗効果があるとも言われています。

自分の使用しているマウスウォッシュを普段通り使用しても良いか、念のため歯医者さんに確認しておくと良いでしょう。

3.マウスウォッシュで発症する病気がある?

口の中を見せる子供

マウスウォッシュの成分によっては、体調が悪いときやアレルギー体質の人は異常が出やすいこともあるので注意が必要です。口の中に発疹やかゆみ、腫れ、痛みなど普段と違う症状が出たら使用を控えて様子をみましょう。

口腔カンジダ症

体調が悪いときは免疫力が落ちていろいろな不調が出やすいものです。その一例として、口腔カンジダ症があります。免疫力が落ちたり、唾液量が減ってしまったりすると口内の常在菌バランスが崩れ、口腔カンジダ症になる可能性が高まると言われています。

このような場合に、アルコール入りマウスウォッシュは刺激が強すぎる恐れがあるので、使用しないほうが賢明です。

口腔カンジダ症になると、お口の中の粘膜に白いコケのようなものが表れたり、熱い飲み物などを飲んだときにヒリヒリと痛くなったりするのが特徴です。強い痛みなどがあるわけではありませんが、最初はお口の一部にあったものが、全体へと広がっていくこともあるようです。

もし心当たりがあれば、マウスウォッシュの使用はすぐにやめて、歯医者さんに相談するようにしてください。

4.マウスウォッシュの正しい選び方

歯医者さんで説明を聞く親子

中性に近いマウスウォッシュを選ぶ

酸性度の高い飲食物は、歯を溶かしてしまうことがあります。そのため、マウスウォッシュも中性に近い、刺激の少ないものを選ぶと良いでしょう。

お口の中の酸性度を高めた状態が続くと、歯を溶かしてしまう、お口の中の常在菌にダメージを与えてしまう、粘膜を傷つけてしまうなど、デメリットばかりが多くなります。

飲食で酸性に傾いたお口の中を、中性に近い状態に戻してくれるマウスウォッシュを選べば、これらのデメリットを軽減することができるでしょう。

歯医者さんに相談してみる

子どもの虫歯予防や口臭予防にマウスウォッシュを使うなら、歯医者さんに相談して心配なく使える製品を選びましょう。

歯医者さんによっては、マウスウォッシュを販売していることもあります。歯医者さんだけが取り扱える製品という可能性が高いので、虫歯予防や口臭予防に効果が期待でき、お口に与えるダメージも抑えることができるでしょう。

また、虫歯予防や口臭予防が目的であれば、マウスウォッシュ以外にも有効な治療法や予防法があるかもしれません。もし、虫歯や口臭が原因でマウスウォッシュを使っているのなら、マウスウォッシュを使わないまったく別の対策を歯医者さんに教えてもらってもいいかもしれません。

5.まとめ

くちゅくちゅとお口の中をすすぐだけの簡単ケアができるマウスウォッシュですが、あくまで虫歯予防の基本は丁寧な歯みがきです。

そのうえで、もしマウスウォッシュを使うのであれば、刺激が少ない中性のものなど、子どもが使っても大丈夫か、確かめてから購入するようにしましょう。子どもに対しても、歯みがきが基本のケアであることを教える必要がありますね。

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監修医 高橋貫之先生

本町通りデンタルクリニック

住所
大阪府大阪市中央区本町2-6-5

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