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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

マウスピース矯正の全般的なデメリット

マウスピース 矯正 デメリット

長時間装着する必要がある

マウスピースは金属の矯正とは異なり自分で取り外しが可能です。食事をとる時などは外すことができますが、このメリットは一長一短で、いつでも取り外しができる故に、口の中に違和感があるとついつい外したくなってしまいます。

マウスピースの種類により装着時間は異なりますが、歯医者さんで指示された時間を守っていないと、せっかく動いた歯の位置が元に戻ってしまい、矯正しても結果が出なかったり、治療が長引いたりします。マウスピース矯正では、ご自身の強い意志が重要になってきます。

歯ぎしりによって割れてしまう恐れ

マウスピースはとても薄い素材で作られています。就寝時にも装着しておく必要があるため、強い歯ぎしりの癖があるとマウスピース自体が割れてしまう恐れがあります。また就寝時だけでなく、日常的に歯を食いしばる癖がある人も同様です。

このような癖がある人は、日中、歯と歯が接触しないよう意識して生活するとともに、顔のマッサージをして筋肉をほぐしてから就寝するようにしましょう。

マウスピース矯正に不向きな歯列がある

抜歯の必要がある、歯にねじれがある、奥歯の噛み合わせを調整する必要があるなど、大きく歯を動かす矯正にはマウスピースは不向きです。

このような状態でマウスピース矯正を選択すると、治療が完了するまでに通常よりも長い期間を要してしまいます。歯医者さんと相談のうえ、最初に金属をつかった矯正(ブラケット矯正)を行った後、マウスピース矯正に移行するという方法もあります。

マウスピース 矯正 デメリット

虫歯のリスクが高まる

マウスピース矯正は、長時間歯をマウスピースで覆っておく必要があります。歯磨き自体はマウスピースを外して行えますが、装着中は細菌から歯を守ってくれる唾液が流れにくくなるので、装着していない時と比べて虫歯のリスクが高まる恐れがあります。

通院頻度が高い場合がある

数週間ごとに歯の型をとってマウスピースを作成する矯正方法を選択した場合、金属による矯正と比べて頻繁に通院する必要が出てきます。これはどのような種類のマウスピースを使用するかで変わってくるので、ご自身の生活スタイルと照らし合わせて、無理なく治療できるマウスピースを選びましょう。

マウスピース種類別のデメリット

一言でマウスピース矯正と言っても、装着時間や通院頻度、費用、治療可能な症例ごとにさまざまな種類が存在します。ここでは代表的なマウスピースとして、インビザライン、クリアライナー、DENマウスピースについてご紹介します。

マウスピース 矯正 デメリット

インビザラインのデメリット

◆装着時間が長い

他2つのマウスピースと比較して最も長く、1日20時間以上装着している必要があります。

◆初診から矯正開始までに時間がかかる

インビザラインは他のマウスピースとは異なり、3Dシミュレーターを使って最初に治療完了までのマウスピースを全て作成します。
治療開始にあたっては、歯型や治療計画書をアメリカのインビザライン社に送付しフィードバックを受ける必要があるため、その分時間がかかります。通常、初診から治療開始まで6週間を要します。

◆治療可能な症例に制限がある

重度の歯周病や顎関節症の場合、インビザラインは使用できません。これらの治療を行ってから、矯正治療に入ります。また抜歯が必要な矯正もインビザラインだけでは行えないため、金属による矯正(ブラケット矯正)との併用が必要になります。

◆矯正中の虫歯治療ができない

インビザラインでの矯正治療中は、虫歯治療に制限があります。これは虫歯治療によって歯の状態に変化が出てしまい、最初に作成したマウスピースが合わなくなるのを防ぐためです。

◆費用

他のマウスピースに比べて費用がかかります。75万円〜が目安です。

クリアライナーのデメリット

◆装着時間は中程度

インビザラインよりは短く、1日17時間以上が目安です。後述するDENマウスピースの1日8〜10時間よりは長い装着時間となります。

◆通院頻度が高い

毎回型をとりマウスピースを作成するため、2週間に1回程度通院します。インビザラインの通院頻度は1〜3ヵ月に1回が目安のため、それより多く通院する必要があります。

◆治療可能な症例に制限がある

クリアライナーは、奥歯の噛み合わせに問題がない場合の前歯の歯列矯正や、歯の隙間の矯正に適しています。そのための抜歯が必要であるため、複雑な歯列のコントロールには不向きです。

◆費用

費用の目安は40万円〜です。

DENマウスピースのデメリット

◆治療期間が長い

他のマウスピースと比べて装着時間は1日8〜10時間と短くなっていますが、その分、治療完了までに長い期間を要します。

◆通院頻度が高い

毎回型をとりマウスピースを作成するため、2週間に1回程度の通院が必要です。

◆費用

費用の目安は40万円〜です。治療期間が長い分、毎回の診療で費用がかさんでいく場合もあります。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース 矯正 デメリット

マウスピース矯正全般に共通するメリット

◆目立ちにくい

従来の金属を使った矯正と異なり、薄く透明な素材を使用しているので、矯正をしていることが気づかれにくく、目立ちません。

◆自分で取り外せる

食事や歯磨き時には取り外すことができます。そのためマウスピースに食べ物がはさまるのを防ぎ、歯磨きもしっかりできるなど、口の中を清潔に保つことができます。

◆金属アレルギーの人でも使用できる

マウスピース矯正では金属を一切使わないので、金属アレルギーを持つ人も安心して使用できます。

◆口の中を傷つけにくい

金属を使ったブラケット矯正では、ワイヤーなどで口の中が傷つき口内炎ができやすいことが悩みでしたが、マウスピース矯正ではそのようなことがありません。

マウスピース 矯正 デメリット

インビザラインのメリット

初診時に一度型をとるだけで、これから使用する全てのマウスピースを作成するため、通院回数を少なくすることができます。

また、治療を開始する前に3Dアニメーションを用いて歯の移動をシミュレーションするため、治療完了後のイメージを具体的に持つことができます。

クリアライナーのメリット

日本製のマウスピースです。通院時に毎回型をとってマウスピースを作成するため、矯正中の虫歯治療やホワイトニングも可能です。またマウスピースの素材をハードとソフトの2種類から選択できます。

DENマウスピースのメリット

日本製のマウスピースです。他のマウスピースに比べて、1日の装着時間が短く、自身の負担を少なくすることができます。矯正中の虫歯治療やホワイトニングも可能です。

マウスピース矯正における注意点

マウスピース 矯正 デメリット

市販品では歯列矯正はできない

マウスピースは各種市販されていますが、それらはあくまで歯ぎしり防止や運動時の食いしばりを抑えることを目的としているため、歯列矯正の作用は得られません。歯の矯正をしたい場合は、歯医者さんを受診しましょう。

子どものマウスピース矯正

子ども用のマウスピースとしては、永久歯が生え始める6歳前後から使用するもの、永久歯が生えそろう小学校高学年頃から使用するものなど、お子さんの年齢や口の状態に応じてさまざまなものが提供されています。

本格的な矯正を始める前のプレ矯正は、1日1〜2時間マウスピースを使用するだけなのでお子さんの負担を減らすことができます。

また、前述のインビザラインでも、永久歯が完全に生えそろわない中学・高校生向けのインビザライン・ティーンが提供されているので、歯医者さんに相談してみてください。

まとめ

歯の矯正は見た目の美しさもさることながら、虫歯や歯周病など、口の中のトラブルを防ぐための予防治療でもあります。それぞれのマウスピースのメリット・デメリットをよく理解した上で、自分の生活スタイルに合ったものを活用して、健康で美しい口元を目指しましょう。

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2022-08-16T13:54:31+00:00