※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。
この記事の目次
気になるインビザラインの費用について
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発された透明のマウスピース型歯科矯正装置です。
1997年にアメリカで始まり、すでに全世界で340万人以上の治療実績を持つとされ、ハリウッドセレブも利用しているといわれています。最新の矯正治療なので高額なのでは?という懸念があるかもしれませんが、症例によってはリーズナブルに治療を行うことができます。
部分矯正から全体矯正まで比較
インビザラインにかかる費用は、部分矯正からフル矯正で、軽度から難しい症状まで幅広く対応できます。ここでは平均的なインビザラインの費用について見てみましょう。
- 難易度の高いフル矯正…100万円前後
- 標準的なフル矯正…80万円前後
- 軽度の症例…50万円前後
- 部分矯正…30万円前後
歯科矯正の中には、治療方法や歯科医院によって追加料金が発生し、トータルでは予想外の金額になることがあります。
日本でも同等の金額でマウスピースが作れる
インビザラインの発祥国で、かつ歯科矯正の先進国アメリカなら安いのかといえば、そうでもありません。アメリカでは虫歯1本20万円とも言われ、歯科治療が恐ろしく高額なことはよく知られています。そのため、多くの人が歯の医療保険に加入し、治療費を抑えるのですが、仮に保険に加入していたとしても、インビザラインに掛かる費用は50万円から100万円程度と高額です。
一方、日本でインビザラインの治療をする場合、ほとんどの歯科医院ではアメリカのアライン・テクノロジー社に歯のデータを送り、マウスピースを製作・発送してもらいます。歯科矯正は健康保険外で費用は自己負担額になるものの、アメリカで治療する場合と変わらない金額で同じマウスピースを作ることができます。
しかも、インビザラインの治療費は、医療費控除の対象となります。他の医療機関での医療費と合わせて確定申告すれば、所得税額を軽減して治療費を抑えることも可能です。
インビザラインのメリットとデメリット
プラスティックで作られているインビザラインは、アライナーという名のマウスピースを歯に嵌める矯正装置。歯科医師も気づかないほどの透明感があり、日常生活をいつも通り送ることができると評判です。「歯科矯正したくても金属の装置では人前で笑えない」「矯正していることを知られたくない」という人にピッタリのインビザラインのメリットとデメリットについてまとめました。
インビザラインの5つのメリット
インビザラインのメリットについては以下の5つが挙げられます。
①気付かれにくい
インビザラインの最大のメリットは、透明で目立たないことです。歯に直接はめるマウスピースタイプなので、歯の矯正をしていることに気付かれません。
②痛みが少ない
インビザラインは薄くて滑らかな素材です。しかもオーダーメイドで作製されるためフィット感があり、痛みに不安がある人でも安心です。
③取り外しが簡単
固定タイプの矯正装置の場合、取り外しが難しいことが難点です。その点インビザラインは自分で簡単に取り外しができます。外した状態で食事や歯磨きをすることができるので、口の中の衛生状態を保てます。
④忙しい人に最適
他のマウスピースタイプの矯正装置の場合、毎月歯型を取って新しいマウスピースを作製する必要がありますが、インビザラインは治療前にコンピューターで治療後までの型を作るため1ヶ月半から3ヶ月おきの通院で済みます。
⑤金属アレルギーの人も安心
素材は柔らかいプライスティックなので、金属アレルギーの人でも安心です。
インビザラインの2つのデメリット
インビザラインのデメリットについては以下の2つが挙げられます。
①1日の装着時間を守らないと治療期間が長くなる
インビザラインの治療中は、1日あたり20時間以上の装着が必要と決められています。もし装着時間を守れないときは、矯正期間が延びたり、矯正結果に影響が出ることもあります。
②治療できる歯科医院が少ない
インビザラインの治療法が日本に入ってきたのは2000年代に入ってからです。そのため、インビザラインに対応できる歯科医院はまだ少なく、しかも東京・大阪・横浜といった大都市圏の歯科医院であることが多いです。
インビザラインを付ける期間
歯科矯正は、強い力を加えれば早く動くというものでもなく、歯根や骨にダメージを与えないよう少しずつ力を加えて歯を動かす必要があります。
そのため、良い噛み合わせになるまで一般的なケースで2年以上掛かると言われています。では、インビザラインはどのくらいの装着期間が必要なのか、この章で紹介していきます。
フル矯正と部分矯正で異なる期間
インビザラインの装着期間は矯正する箇所の歯並び状態や本数によってバラツキがありますが、他の歯科矯正と比較して装着期間は大きく変わりありません。
しかも部分的に矯正することが可能な矯正方法なため、軽症であれば1年以内に治療を終了することもできます。
フル矯正なら2年前後
1日20時間以上の装着時間を守り、順調に治療が進んだフル矯正の人なら、治療期間は1年半から2年半を想定していたほうがよさそうです。
当初予定していた期間が過ぎても多少の誤差が生じることも考えられるため、少し余裕を持って取り組むといいでしょう。
前歯だけなら半年も不可能ではない!?
前歯に隙間があるだけの歯列矯正なら、1年未満でキレイな歯並びになるケースもあります。ただし、前歯がデコボコしていて噛み合わせが悪い場合は長い期間を要することも考えられます。
奥歯だけの矯正は可能か?
奥歯の歯並びを治すためには抜歯を伴う矯正法が多く、インビザラインの治療が可能かどうかは歯科医院の判断になります。自身の歯のどこをどのように治したいのか、専門の歯科医師に相談するといいでしょう。
八重歯
日本人に多い八重歯ですが、抜歯をせずにインビザラインで矯正することが可能なケースもあります。期間は症状にもよりますが、2年前後を想定していたほうがいいでしょう。
取り外し可能によるメリット
インビザライン治療法は、食事や歯を磨くときにアライナーを外さなければなりません。食事のたびに付けはずしするのは面倒なのでは?と思うかもしれませんが、付けはずし方法は簡単なうえ、従来の矯正装置に付き物の食べ物が絡みつく煩わしさがありません。
食事のとき
食事のたびに取り外す手間はありますが、美味しいものをしっかり味わえる喜びがあります。アライナーを付けたまま食事することはできますが、噛み切れにくい上に、アライナーの内側に食べ物が残り、虫歯の原因になることがあります。
歯を磨くとき
インビザラインのアライナーは治療開始時の歯の状態を元に作製されます。そのため、矯正期間中に虫歯になって歯の形が変わると治療計画が変わらざるをえなくなります。
きれいな歯並びを実現するためにも、できるだけ食後30分以内に歯を磨く必要があります。取り外しが簡単なので、歯磨きもしやすいのが利点です。
まとめ
話題の歯科矯正法であるインビザラインについてご紹介しました。薄さ0.5ミリの透明素材なので、装着していることに気付きにくいという利点があります。取り扱っている歯科医院はまだ少ないものの、今後広く普及していく矯正法といえるでしょう。
・気になるインビザラインの費用
L難易度の高いフル矯正は100万円前後
L標準的なフル矯正は80万円前後
L軽度の症例は50万円前後
L部分矯正は30万円前後
・インビザラインの5つのメリット
L1.気付かれにくい
L2.痛みが少ない
L3.取り外しが簡単
L4.忙しい人に最適
L5.金属アレルギーの人も安心
・インビザラインの2つのデメリット
L1.1日の装着時間を守らないと治療期間が長くなる
L2.治療できる歯科医院が少ない
・インビザラインを付ける期間
Lフル矯正と部分矯正で異なる期間
Lフル矯正なら2年前後
L前歯だけなら半年も不可能ではない
L奥歯の歯並びを治すためには抜歯を伴う矯正法が多く、インビザラインの治療が可能かどうかは歯科医院の判断による
L八重歯の矯正の場合は期間は症状にもよりますが、2年前後を想定
・取り外し可能によるメリット
L食事の時に美味しいものをしっかり味わえる
L取り外しが簡単なので、歯磨きもしやすい
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