TOP

この記事の目次

保定期間中に引っ越し!?転院が必要になったら

まれではない保定期間の転院

保定期間中に限らず歯列矯正の治療期間は数年単位と長くかかるため、治療や保定期間中に引っ越し等で転院するということが少なくありません。歯医者さんはこうしたケースにも慣れている場合が多く、相談すればスムーズに対応してくれるでしょう。引っ越しなどが決まったら、できるだけ早めに相談するようにすると慌てずにすみます。

保定期間中、引き継ぎの流れ

保定期間中の引き継ぎは以下のような流れで行います。

転院の希望を伝える

転院先を紹介してもらうか自身で探す

引き継ぎのための診断書を用意してもらう

<引っ越し>


診断書などの資料を持って転院先に行く

保定期間の再開

上記でポイントとなるのが、次にお世話になる歯医者さん選びです。歯医者さんによっては、提携先などが各地にある場合もあり、紹介してもらうことも少なくありません。もし、歯医者さんが紹介できない場合は、自身で探すことになります。

治療費はどうなる?

保定期間を引き継ぐことで費用が気になる方も多いのではないでしょうか。一言でいえば、転院前の歯医者さん、転院後の歯医者さんで、治療費などの状況も変わってしまうのが現実です。

もし、最初に治療費のすべてを納入している場合は、保定期間の進度にもよりますが、払い戻しとなる可能性もあります。転院先でも保定期間の長さや治療に使うリテーナーの種類などによって、追加の費用が必要になることがあるので、費用は変動する可能性があると思った方がいいでしょう。

多くの歯医者さんは保定期間中の費用を矯正治療の費用に含めています。でも、だからといって、転院先で矯正治療にかかる費用のすべてを請求されることはなく、多くの場合は保定期間中にかかる費用が割り出され、別途支払うことが多いです。

また、転院のために作成する診断書などの資料代を請求されることがありますので、その点はおさえておきましょう。

リテーナーを引き継げないケースも

リテーナーと呼ばれる保定装置が次の歯医者さんでは使えないということがあります。その際には、リテーナーを一から制作する必要が出てくることもあるので注意してください。基本的には転院先の歯医者さんの方針で保定期間の調整が行われるので、その点も心得ておくといいでしょう。

セカンドオピニオンとしての転院もある!

引っ越しだけじゃない!治療後の転院

転院を決意するのは引っ越しだけではありません。例えば、その一つにあげられるのがセカンドオピニオンによる転院です。

歯列矯正を受けた結果に不満を抱く人も少なからずいらっしゃいます。もし、治療内容に不満がある場合は、保定期間中にセカンドオピニオンを受けるのは一つの有効な手です。そして、セカンドオピニオンを受けた結果、転院を決意することもあるでしょう。この時、どんな手順を踏まなければいけないのか。ここからはセカンドオピニオンにおける転院時の手順をご紹介していきます。

セカンドオピニオンの流れ

セカンドオピニオンを受ける際の、全体の流れは以下の通りです。

セカンドオピニオンの意向を主治医に伝える

診断書などを作成してもらう

セカンドオピニオンを行っている歯医者さんに予約を入れる

診断書を持って予約当日に来院する

診断書を出し、セカンドオピニオンを受ける

セカンドオピニオンの結果、転院するのかどうかを主治医に伝える

セカンドオピニオンでは、主治医にセカンドオピニオンの意思を伝えることが必須です。これは少し気がとがめる部分があるかもしれませんが、多くの歯医者さんはセカンドオピニオンを受領(じゅりょう)します。もちろん、中には嫌がる歯医者さんもいるかもしれませんが、一般的には協力してくれることと思われます。

中には、資料作成などに応じてくれない場合もありますが、その際は仕方ありません。セカンドオピニオンを受ける病院へは検査資料等は持たずに行くことになります。

セカンドオピニオンを受けたら、そのままにせず、主治医にその結果を報告しましょう。そこで、現在の治療をどうするかなどの対処法を決めていきます。

セカンドオピニオンは事前予約が必要

セカンドオピニオンはどの歯医者さんも行っているわけではありません。また、予約できる日時は限られていることも多いので、突然訪ねていくことのないようにしましょう。また、多くても3医院くらいにとどめ、ドクターショッピングにならないよう、歯医者さんの話をじっくり聞いて検討してください。

もし、セカンドオピニオンを受けるのであれば、自分が不安に思っているところや治療で疑問となっている点、別の治療法を模索したい理由などを紙に書き出しておくことをおすすめします。

セカンドオピニオンを受ける理由や目的が明確になるので、ドクターショッピングになることを防げるのです。漠然とセカンドオピニオンを受けると、ただただ不安感が増すだけで、その結果、ドクターショッピングになってしまいます。

保定期間は勝手に止めないで!注意点とは

保定期間は後戻り防止のため必須

保定期間は保定装置のリテーナーを付けて、矯正が後戻りしないようにするために必須の期間です。治療は終わったからと勝手に通院を止めるなどすると、せっかくの矯正が無駄になる可能性も…。歯列矯正と同じくらい重要な期間と捉えて、きちんと通院することが大切になると理解しておいてください。この保定期間はおおよそ1〜3年と開きがありますが、間隔は数ヶ月に1回程度と頻繁に通院することはほとんどありません。後半になれば半年1回など、間隔がかなり開いていきます。その後は、気になった時だけなどになり、だんだんと保定期間は終わりを迎えます。

リテーナーのお手入れも

保定装置のリテーナーは、矯正装置と同じくきちんとお手入れしなければいけません。取り外しができるリテーナーの場合は専用の洗剤等で定期的に洗浄する場合もあります。これらの洗剤は購入する必要があるので、その点はきちんと理解しておきましょう。また、取り外しできないリテーナーの場合は、専用の小型歯ブラシでまめに磨いて汚れを取り除くようにします。怠ると虫歯になる可能性があるので注意が必要です。

転院によってリテーナーが変われば、そのお手入れ方法も変わる可能性があります。段取りが変わる可能性があることは、前もって把握しておく必要があるでしょう。段取りが変わっても、きちんとお手入れしなければいけないことには変わりありません。転院しても、きちんと最後までやり遂げるように心づもりしておいてくださいね。

まとめ

保定期間中の転院は歯医者さんにとってはよくあることと捉えられます。矯正治療の前に引っ越しの可能性があるなしにかかわらず、事前にその際治療費はどうなるかなどを歯医者さんに確認しておきましょう。すると、保定期間中に引っ越しが決まっても、支払い方法などで問題を抱えることなく、スムーズに転院できるように計らってもらえるかもしれません。保定期間に引っ越す場合は、勝手に通院を止めないようにし、定期的に通院するようにすること。これだけは最低でも守るようにしてくださいね。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション)

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

貴重なご意見をありがとうございます
矯正歯科まとめはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

保定期間中に引っ越し!転院が必要になったらどうする?
歯科矯正まとめ
歯科矯正まとめ
2022-08-16T13:43:00+00:00