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歯周病
回答数:5件
投稿者:まこっちさん(30代 男性) 2015/04/02 11:13
歯周病が身体に及ぼす影響について知りたい。将来的にどのような病気に発展する可能性があるのかなど。
全5件の回答
歯周病が身体に及ぼす影響に関しましては、まずは初期の段階で、歯茎が下がってきて、歯がぐらぐらになってしまうものが多いです。
そのほかに関しましては、歯の周りの骨も細菌によって溶かしてしまう場合がございます。
それによって将来、インプラントをしようと思っても、骨が足らずにインプラントができなくなる場合がございます。
入れ歯で生活しなければならなくなってしまいますので、しっかりと歯周病のケアはされた方がいいと思います。
回答:2017/02/03 13:26
お口の中に住む細菌の中には、歯周病の原因菌があります。これが体内に入って循環器系の疾患を引き起こしたり、悪化させることがはっきりとわかっています。
糖尿病にも悪影響を起こします。いずれも成人特有の寿命を縮める疾患ですね。
全身の健康のために、お口の中の歯周病原因菌を減らすことが必要です。
歯科医院を、歯が痛い時や歯周病が気になる時だけではなく、年数回は受診し、お口の中の健康を維持することが、体全体の健康増進となります。
回答:2016/02/26 15:52
篠原長寿歯科篠原裕之です。
お二人の先生のご回答に追加いたします。
日本では高齢化に伴い高齢者医学が日進月歩の状態です、高齢者においては慢性炎症の解消が大きな課題となっています、口腔領域では歯周病と根尖病巣です。
これらは無自覚なことも多く予備力(病気への抵抗性など)が高い若年層ではさしたる問題でないことも多いですが、予備力の衰えた高齢者にとっては問題です。
肺炎などの重篤な炎症に陥りやすくなることもあるので、歯周病や根尖病巣は解消しておかなくてはならないでしょう。
回答:2016/02/23 12:13
こんにちは、ノーブルデンタルクリニック仙台の吉中です。
歯周病は今までは口の中だけの病気として考えられてきました。
しかし、最近の研究の中で歯周病が全身に及ぼす影響と全身が歯周病に与える影響について報告されています。歯周病と関連のある代表的な病気を紹介します。
①糖尿病
歯周病は糖尿病の代表的な合併症のひとつです。
また、歯周病による炎症性物質がインスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きを妨げて、糖尿病を悪化させると言われています。
②心疾患・脳血管疾患
歯周病菌が動脈硬化を誘導する物質を産生し、心臓疾患(狭心症・心筋梗塞)および脳血管疾患を発症するリスクが高くなると言われています。
③早期低体重児出産
歯周病による炎症性物質が胎盤を通して胎児に影響するため、早期低体重児出産の確率が高まると言われています。
④誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎の原因となる最近の多くは歯周病菌であると言われています。
⑤骨粗鬆症
骨粗鬆症は長年の生活習慣などにより骨が弱くなる病気です。
歯槽骨が弱くなると歯周組織の破壊が進みやすくなるため、骨粗鬆症は
歯周病を進行させる要因と考えられています。
回答:2016/02/22 15:40
こんにちは、あきる歯科の濱窪(ハマクボ)です。
歯周病の影響は最近いろいろな所で取り上げられています。
問題となるのは、口の中という体内とつながっているところの一部で慢性的に炎症がおこるということで、炎症を起こした部位の細菌と細菌の産生する毒素が歯茎の血管から全身に回ることで病気を引き起こします。
最もリスクが高いものとしては、細菌性心内膜炎という心臓の弁に細菌が付着する病気があります。
歯周病にかかっている方の発病率は通常の1.5倍から2倍、心臓の弁に付着した細菌はそこで増殖し淀んだ血液が凝固して血栓を作り、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。
また、歯周病菌が呼吸とともに肺に入ることで肺炎おこしたり、歯周病の炎症物質がインスリンの働きを抑制して糖尿病を悪化させることもあります。
女性の場合、同じく炎症物質が子宮の収縮をおこし、早産を起こす場合や、低体重児の出産にもかかわってきます。
他にも歯周病の菌に対する防御反応から、胃潰瘍を引き起こすことなどもありますのでくれぐれも予防をしっかり行うことをおすすめします。
回答:2015/04/02 22:25