アローデンタルクリニック

【院長】
研修医時代は歯科口腔外科にいたのですが、歯科に関することは何でも対応する病院だったので、様々な症状の患者さまと接する機会がありました。その中に、噛み合わせのズレによって入れ歯作りがどうしてもスムーズに行かない患者さまがいました。

ご年配の女性だったのですが、入れ歯ができないばかりに「もうすぐ女学校の同窓会があるのに、これじゃ行けない」と言って泣かせてしまい、とても申し訳なく思ったのを覚えています。その経験があったからこそ、研修が終わってから入れ歯作りに力を入れて学び、現在の診療に活かすことができています。

【副院長】
印象的なエピソードと言えば、老人ホームで拝まれたことですね。ある方の入れ歯を洗って差し上げたところ、お礼に拝まれてしまったことがあるんです。それを見ていたご年配の女性にからかわれて、老人ホームの皆さま、大爆笑でした。

【副院長】
しっかりとコミュニケーションを取って、怖い歯科医師ではないことを伝えられるようにしています。患者さまに緊張されてしまうと、訴えたいことを話してくださらなくなってしまいます。治療計画を立てる上では、気になっていることは何でも口に出していただいた方が参考になりますので、お口のどこを気にされていて、どう治療してほしいのかを知るために、私の方から率先して話しかけるようにしています。

【院長】
「真面目にきっちり」をモットーとして、自分ができることを手抜きなく、親切にご提供しています。もしも、その治療が私より得意な歯科医師を知っている場合には、ご紹介することが可能です。しかし、「それでもここで治療をしてほしい」と患者さまに言われた時には、全力を持って取り組んでいます。

【院長】
私はご年配の方と会話をするのが好きで、お喋りしているうちに仲良くなっていることが多々ありますね。その会話の中で、その方が何を大切にしているのか、どういう人間として生きていきたいと思っているのかというこだわりを聞き取って、それを尊重した入れ歯作りに努めています。

また、長時間の治療が辛い方には通院回数を分けて1回の治療時間を短くしたり、何度も通院できない方には、1回の治療時間を長くして少ない通院で治療を終えられるようにしたりと、ご負担のないように工夫をしています。

【副院長】
元々大学病院勤めが長いので、血圧が高い方やお薬を飲んでいる方の数値を見れば、院内で治療ができるか否かを判断することが可能です。その方が関わっている医科の方に問い合わせをして、注意点などを確認してから治療に入るようにしています。

【院長】
仕事に関して言えば、ミーティングでしっかりと情報共有をするようにしています。分からないことがあって誰か一人が置いてけぼりになっていると、スムーズな診療ができないためです。

また、スタッフの良い所を見つけて、口に出して褒めることも大切にしています。直してほしいことも伝えていますが、その分長所もたくさん褒めてあげることで、モチベーションを高めてもらえるようにしています。さらに、おやつタイムには副院長がお菓子を配りながらコミュニケーションを取るなど、良い関係を築けるように工夫をしていますよ。

【副院長】
院内の主な色や作りのデザインを考えたのは私なのですが、落ち着いた大人の空間をイメージして天井の色や装飾を決めました。オシャレさだけではなく、医療機関として明るさと清潔感も兼ね備えており、そういった面からも不安なく通っていただけると思います。

所々の壁がレンガ作りとなっているのは、アメリカで昔の倉庫を改装して住んでいるような雰囲気を出したかったためです。受付のプレートは真鍮製で、ギターを置くスペースも専用で作ってもらうなど、結構凝りました。

【院長】
あれこれと手広くするのは得意ではないため、今までご提供してきた診療スタイルを地道に続けていきたいと思っています。もちろん、新しい技術や材料については率先して学び、取り入れていくつもりです。しかし、開院以来守ってきた基本的なスタンスは、この先も変えずにいたいですね。