歯周病は、お口の中の細菌が歯茎に炎症を起こし、次第に歯を支える骨を溶かしてしまう疾患です。最終的に歯が抜け落ちてしまうリスクがあるほか、自覚症状に乏しいため、悪化する前の予防が重要となります。
歯周病は一時的な治療で改善するものではありません。長期的な治療と予防を要するため、当院は定期的なメンテナンスに力を入れています。歯科衛生士を担当制とし、患者さまのお口の状況をくまなく把握した上で予防プランをご提案しています。軽度であれば4カ月に1回、状態が悪ければ1カ月に1回の頻度でご案内していますので、ぜひ継続してお越しください。
歯周病は生活習慣病の一種だという考え方もあります。そのような点も含めて、ご本人にもお口の健康を意識していただけるよう、知識や情報の共有を心がけています。
歯周病の原因となるのは、歯に付着した歯垢の中に潜んでいる細菌です。できるだけ歯に汚れを蓄積させないように、当院からご提案した歯磨き方法をご自宅で続けていただければと思います。
また、歯周病は日々の習慣が深く関わってくるので、場合によっては生活習慣や食習慣の改善が必要です。歯磨きや食事などに気を配り、長くご自身の歯の健康を保ちましょう。患者さまに応じて生活習慣へのアドバイスも行っています。