子どもの頃から矯正治療を行いきれいな歯に
小児矯正は、乳歯が生えている状態の6歳から8歳頃に始めることをおすすめしています。
もちろん、13歳から14歳頃に矯正治療を始めることも可能ですが、その場合は大人の矯正(一般矯正)治療を行います。また、大人の矯正治療は、18歳ぐらいから始めるほうが良いと当院は考えています。
小児矯正は親御さまから希望されることが多く、お子さまのお口の中で八重歯が飛び出ていたり、下の歯ががたがたしていたりすることが心配でご相談いただくことが多い印象です。
歯科診療を受けていただいているお子さまの中で、矯正治療をしたほうが良いと判断した場合は、親御さまに矯正治療をご提案することもあります。当院は歯並びはとても大事だと考えておりますので、歯科診療を行う際に、歯並びをきれいに整えることはお子さまにとって大切なことだとご説明しています。
お子さまの歯並びに問題がある場合は、定期健診の際にも気づくことができますので、まずは定期検診にお越しいただければ幸いです。
お子さまの矯正治療は、個人差がありますが約2カ月から3カ月後に歯並びがきれいになってきたと実感していただけると思います。
矯正治療中は、装置と歯の間に汚れがたまりやすくなるので、虫歯などのリスクが高まります。そういったリスクを減らし、将来的にお子さまの大切な永久歯を守るために、当院は矯正治療に加えて虫歯予防のためのケアを受けていただくことをおすすめしています。
また矯正治療が終わった後も、定期検診のために通院していただき、治療した歯並びや顎の状態が後戻りしていないか、問題が起きていないか確認することで、きれいな歯を維持することができると考えています。
小児矯正を希望される方には、まず事前のカウンセリングで矯正治療に関する詳しい説明をします。
矯正治療は歯並びがきれいになるだけでなく、噛み合わせやお口の機能改善にもつながることだと考えていますので治療の大切さやメリットをていねいに説明してご理解いただけるように心がけています。
歯の生え方などをチェックする際は、お子さまご自身の歯の型取りをして模型を作製し、お子さまと一緒にどのような歯の生え方をしているかを確認していただきながらご説明しています。
また、親御さまからお子さまの歯についてのお悩みを伺うだけでなく、虫歯治療や定期検診の際にお口の中のちょっとした問題に歯科医師が気づいた場合にアドバイスをすることも少なくありません。
当院はできる限りお子さまの歯を抜歯せずに矯正治療をするように努めています。
お子さまの中には、お口の中に取り付けた矯正装置の異物感が苦手な子もいらっしゃいます。
そういったお子さまは、歯の生え方をチェックするための歯の型取りの際に分かりますので、注意して異物感を抑えられるように努めています。
また、矯正治療を始めるのは、前歯2本が永久歯に生え変わる頃が良いタイミングだと当院は考えています。それは、永久歯に生え変わるタイミングで矯正治療を受けていただくと、顎の成長をコントロールできるため、大人になってから抜歯をせずに矯正治療を行える可能性が高まると考えているからです。
カウンセリングの際は、お子さまの生活習慣についてもアドバイスいたしますので、気軽にご相談いただければ幸いです。
カウンセリング・お口の中のチェック
初診時のカウンセリングでは、お子さまの歯並びについてのお悩みを伺います。
矯正治療についての説明や治療期間、費用についてご納得いただけるまでていねいにお伝えします。
精密検査
顎の骨や、歯や歯茎の状態をチェックするために精密検査を行い、虫歯や歯周病の検査も行います。
また、どのような歯の生え方になっているか、歯の型取りをして模型を作製します。
診断
初診時のカウンセリングと精密検査の結果や、作製したお子さまの歯の模型をチェックしながら矯正治療の方針をご説明します。
ご納得いただけたら、矯正治療に進みます。
矯正装置の装着・調整
再度ご来院していただき、お子さまに取り外しができる床矯正の装置を装着して、痛みがないか簡単に外れてしまわないか、しっかり装着できているか確認しながら調整します。
また矯正治療中の注意点も一緒にご説明します。
矯正装置は小さいお子さまがうまく装着できないこともありますので、親御さまの協力が必須です。
矯正治療
月に1回は当院に通っていただきます。その際に矯正装置の調整はもちろん、お口の中をチェックし、歯のクリーニングを行います。
矯正装置は取り外しができるため、装着するのを忘れてしまうと治療期間が長引く可能性がありますのでご注意ください。
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