下北沢駅前歯科クリニック

初診の患者さまへは、しっかりと口内の診査を行った上で治療計画を立て、分かりやすく説明をしてから実際の治療へ進むことを心がけています。特に重視しているのは、事前説明についてです。モニターにレントゲン画像や口内の写真を映し出して、視覚的に分かりやすい説明を行うことで、患者さまの治療に対する理解度を深めてもらえるようにいたしました。

なお、痛みがある方や、ここを治療してほしいというご要望のある方の場合には、その部分を優先的に対応させていただいております。歯科医師の独りよがりな診療にならないよう、患者さまと話し合いながら、その方が何を求めて来院されたのかを見極めた上で治療ができるように配慮をしています。

治療法を提案する際にはできるだけ複数の方法を提示していますが、「これでなければならない」という押し付けは、なるべくしないように努めています。各治療法を説明し、患者さまご自身で判断していただくのが、治療スタンスです。患者さまご自身では決めにくい場合には、歯科医師と話し合いながら、その方に合ったものを選べるようにご案内していきます。患者さまと歯科医師の二人三脚で、より良い治療を考えていきたいと考えています。

まだ歯科医院に慣れていないお子さまもいらっしゃるので、まずは診療チェアに座る、いろいろな器具を触るなどのトレーニングをしていただいています。不安や恐怖心があるお子さまへ無理に治療をしてしまうと、歯科医院自体がトラウマになってしまうためです。

もちろん、初めから治療を受けられるお子さまの場合には、すぐに処置に取りかからせていただきます。治療を嫌がって暴れる場合には、急を要さなければトレーニングから入るなど、お子さまの歯科医院への習熟度に合わせた対応により、無理なく治療へ導けるように努めています。

ご年配の患者さまの場合、その方の年齢によってご提案する治療法を変えています。例えば、70歳から80歳の方へインプラントを入れたとしても、食事や生活の水準が上げられるとは限りません。手が不自由でお口のケアがきちんとできない方へインプラントを入れても、メンテナンスコントロールができなくて抜け落ちてしまうリスクも考えられます。

患者さまがこれから先の生活を快適に過ごすためには、どのような方法が良いのかを一緒に考えながら、治療を進めていくことが大切です。その他、ご年配になると誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、歯がない方にも予防へ取り組んでいただくことを大事にしています。

下北沢駅前歯科クリニックのコンセプトの一つは、お口のことで困ったらいつでも駆け込める歯科医院です。それを起点に、今後も皆さまがお口の健康管理を任せたいと思える、ホームドクターを目指してまいります。

また、下北沢以外にも分院を展開して、患者さまが引っ越しをした先でも同系列の歯科医院へ通っていただくことで、連携を取って医療提供できるようにするのが目標です。お口の状況を継続的に確認することが、しっかりとした予防に役立ちますので、分院との連携は大きなメリットになると考えています。

歯科医師に関しては、一定水準の知識と技術がなければ診療を行わせることがないため、誰が担当をしてもしっかりとした治療を受けていただけるのが自慢できる点ですね。既定の水準へ達していない場合には院内で実習を行って、必要な技術などを身につけて初めて患者さまへの対応を任せる形です。また、人数が多いと目が行き届かない部分が出てきますので、歯科医師同士でダブルチェックをしてもらい、不十分な点を見逃さないようにしてもらっています。

歯科衛生士や歯科助手に関しては、予防処置などを作業的に行うのではなく、患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画や予防プランの提案に取り組んでくれています。患者さま思いのスタッフがいてくれていることが、私の誇りでもあります。

私が思う良い歯科医院とは、説明をしっかりとしてくれて、患者さまが納得した上で治療に入れる所ですね。歯科医師が自分よがりな説明をするのではなく、患者さまとコミュニケーションを取りながら診療を進めてくれることが重要だと思います。その歯科医師と信頼関係を結べそうか否かを、通院を続ける上でのポイントにしてみてください。

体力作りのために、週に1回から2回ほどテニスで体を動かし、お酒の量を減らすなど食生活にも配慮をして、健康管理を行っています。歯科医師は体力勝負なので、自分自身が健康であることが、多くの患者さまをサポートするために必要だと考えています。お口のことで困った時、いつでも相談していただける歯科医師であるために、これからも努力してまいります。