前田歯科

歯周病とは、歯の土台になっている歯周組織に炎症が起こり、徐々に破壊されていく病気です。歯垢に潜む細菌が大きな原因となっており、症状が悪化すると最終的には歯が抜け落ちてしまう可能性があります。それに加えて自覚症状に乏しいという特徴もあるため、日々のブラッシングや定期検診を通した予防が大切です。

当院は、患者さまに予防へのモチベーションを高めていただくため、「体感」を重視したブラッシング指導を中心にメンテナンスを行っています。きちんとした磨き方を身につけて、ぜひご自宅で実践してみてください。

お口の状態にもよりますが、通院のペースは3カ月から半年に一度ほどです。少しでも長くご自身の歯で過ごし、楽しく食卓を囲めるよう、しっかりとお口の健康維持をサポートいたします。

治療の際に大切にしているのは、患者さまとのコミュニケーションです。そのため、何に悩まれているのか、どんな将来を描いていきたいかをやさしくていねいにヒアリングすることから始めています。また、お悩みやお口の状態を把握することはもちろん、普段の過ごし方や生活習慣、癖などもお伺いしています。そうすることで、症状の原因を突き止め、ライフスタイルに合わせた治療プランを立てることが可能となるのです。

リラックスして治療に臨んでいただけるよう、院内のデザインにもこだわりました。圧迫感を与えない設計にするとともに、細かな器具などができるだけ見えないよう院内を整理しています。怖さのない、すっきりとした空間で、皆さまのご来院をお待ちしています。

感染リスクを抑えた環境で治療を提供するためには、しっかりとした衛生管理が欠かせません。

お口に直接ふれる治療器具は、使用ごとに滅菌器にかけ菌を死滅させた後、次に使用するまで個別にパッキングして保管しています。滅菌できないコップやエプロンなどには、使い捨てのものを採用しました。

また密集・密接状態を防ぐため、できるだけ予約の間隔を開け、診療ユニット同士のスペースも広めにしています。そのほかにも、空気清浄機の稼働、受付のアクリル板の設置、アルコールによる手指衛生の励行といった取り組みも怠っていません。

このようにして感染対策に注力していますので、不安なくお越しいただければ幸いです。

皆さまに「相談してよかった」と思っていただける治療を提供できるよう、ていねいな説明を大切にしています。症状や治療法についてきちんとご理解いただくことは、口内に対する意識の向上にもつながるでしょう。

カウンセリングの際には、歯科医師がメインに話すのではなく、患者さまのお話を聞くことから始めます。その上で、ご要望やお悩みに沿った治療計画を一緒に決めていく方針です。また説明にあたっては、パノラマレントゲンの画像や、模型、口腔内写真などをお見せしながらお話を進めていきます。

治療方法に複数の選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリットをきちんとお伝えしますので、疑問点があれば遠慮なくご質問ください。一人ひとりにご納得いただけるような治療計画を立てていきます。