歯科なかむら

患者さまの年齢や歯の状態に合わせ、お口全体に目を配りながら治療を行うことです。

当院では、歯1本単位の治療ではなく、お口の中全体に目を行き渡らせる「一口腔単位」の治療で、10年後、20年後も快適なお口の環境を築くためのお手伝いをしています。そのための治療でまず診るのが「噛み合わせ」です。

意外に思われるかもしれませんが、歯が多いほど健康的とは一概にはいえません。年齢を重ねて歯が少し減ったとしても、その状態で良い噛み合わせにすれば、お口全体をより健康的な方向へ持っていけるケースもあるのです。

噛み合わせが良くなり、食べ物もおいしく食べられるというゴールを目指して、トータルな「一口腔単位」の治療を心がけています。

入れ歯は、慣れるまで一定の期間が必要です。微調整を繰り返し、メンテナンスすることで、より快適な使い心地にすることができます。

入れ歯の目的は、上下の噛み合わせの安定です。食べ物を噛む時、まず前歯で切り、犬歯で砕いて、奥歯ですりつぶすという段階を踏みます。噛み合わせが悪いと、いずれかのステップが抜けてしまうため、食べ物が十分に咀嚼（そしゃく）されないまま飲み込まれて、胃や腸といった消化器官に負担をかけることになります。

そのため、入れ歯を自分の身体の一部として使いこなし、快適にお食事できるようになるために、当院では通院して調整しながら慣れていただくようサポートしていきます。

ご年配の方は、持病をお持ちのケースが多いため、問診で飲んでいるお薬などをチェックします。

治療に入ってからも患者さまの様子に配慮しながら、できる限り不安や苦痛の軽減に努めて、リラックスした状態で治療を受けていただけるように配慮します。

患者さまが一目で変わったと感じられるのは、院内のフローリングを貼り替えたことでしょう。床が新しくきれいになって、院内全体もこれまでよりもグンと明るいイメージになったのではないでしょうか。

また、感染対策のための院内環境づくりも進展しました。口腔外バキュームなどは以前から使っていたのですが、水や空気を清潔にする設備など新たに導入したものもたくさんあります。

予防も含めて、歯周病に対する治療をさらに強化していきたいと考えています。万が一、ほかのトラブルが起こった場合も、歯周病があると、歯周病治療を優先しなければならないことが多く、他の治療のタイミングがずれてしまうこともあるからです。

そこで歯石を取り除くための手動スケーラーだけでなく、圧縮空気を応用して微振動させるスケーラーを導入しました。しっかり清掃できるだけでなく、使う水量が少ないため歯面の刺激が少ないのがメリットです。また、今後は歯周病の外科的な治療にも対応していく予定です。クリーニングは歯周病予防、治療のための大切な処置ですので、当院では歯科医師もクリーニングを担当します。

患者さまのお悩みに耳を傾けながら、新しい診療メニューを増やす計画もあります。一つでも新しいニーズに応えられるよう、自己研さんや勉強を続けています。

厚木市泉町の「歯科なかむら」は、小田急小田原線・本厚木駅東口から徒歩1分と、とてもアクセスしやすい場所にあります。土曜日も17時まで診療していますので、平日が忙しい方も、週末を利用して通院していただけます。

食事をする時、それぞれの歯が役割を分担しています。だからこそ、歯を1本単位で診るのではなく、お口全体を診る「一口腔単位」という考え方を大切に診療しています。

歯のチームワークには噛み合わせが重要ですので、当院では最初に噛み合わせをチェックします。「一口腔単位」の考え方を基本に置くと、10年先、20年先まで見据えたうえで、必要な治療、不要な治療の判断がしやすくなります。再治療の可能性も低く抑えることができるでしょう。

いつまでも楽しくお食事ができる生活を送っていただくため、患者さまに寄り添っていける歯科医院を目指しています。歯に関することだけでなく、噛み合わせにお悩みの方も、ぜひご相談にいらしてください。