親知らずは、お口の中で最も奥に位置する歯です。そのため正常に生えないケースが多く、歯肉をかぶったままの状態では汚れが溜まり、炎症を起こしかねません。
そのように親知らず自体や隣の歯に問題が発生した場合は、抜歯をおすすめします。まずは歯科用CTで口内の状態を撮影し、事前に診査・診断を行ったうえで外科処置に進みましょう。
抜歯の際は麻酔を使用して極力痛みを軽減しますので、リラックスしていただければ幸いです。また不安に感じることがあればいつでもお申し出ください。スタッフからも率先してお声がけいたします。
所要時間は、麻酔処置も含めて1時間程度が目安です。事前に治療の流れをご説明しますので、時間や気持ちに余裕のある日を見計らってスケジュールをご検討ください。治療後の腫れを軽減するため、切開をする場合はできる限り傷口を小さくするよう心がけています。
親知らずは、全てのケースにおいて抜歯が必要になるとは限りません。
痛みが出た際や、他の歯に悪影響を与えている場合は抜歯の対象となりますが、特に問題のない状態であれば抜かずに経過観察していきます。特に、上顎に生えた親知らずで痛みもない場合であれば、歯の移植に用いることも可能です。
抜くべき歯か抜かなくてもよい歯かをしっかり判断するため、最初に詳しく検査を行います。