今後の成長を見据えながら、お子さまにとって負担の少ない治療を行います
成人の矯正治療の場合は今ある骨格や歯を活かした治療を行いますが、お子さまの矯正治療では今後の成長を見据えて治療を行わなければなりません。当院はお子さまの発達段階を考慮し、身体的にも心理的にも負担の少ない治療を心がけています。
乳歯から永久歯へと生え変わる時期に矯正治療を開始すれば、お子さまへの負担を軽減できるだけではなく、費用を抑えられるなどさまざまなメリットがあります。小児矯正をお考えでしたら、一度ご相談にお越しください。
当院では「12歳できれいな歯並び、虫歯ゼロ」というコンセプトのもと、お子さまの治療を行っています。中学生、高校生になる頃には部活動や受験などで多忙になるお子さまがほとんどです。治療に取り組みやすい7歳から8歳を目安に、治療開始をご検討いただけますと幸いです。
お子さまの矯正治療では、顎の骨の成長を利用します。歯並びを悪くする原因となる骨格へアプローチするため、将来的な歯並びの悪化を防ぐことが可能です。また、顎を広げることで永久歯が並ぶスペースを作るため、健康な歯を抜かずに済むケースが多くなっています。
その他にも、大人の矯正治療に比べると治療後に歯列が後戻りするリスクが少ないことや、治療費を抑えられるといったメリットもあります。矯正治療は、歯列を整えるだけの治療ではありません。上下の顎のバランスも整えられるため、お顔立ちも変わってきます。
精密な検査・診断のもとで矯正治療を行うために、当院はセファログラム(頭部X線規格写真)を導入しました。セファログラムは矯正治療に特化したレントゲン写真で、一定の規定に基づいて撮影されます。治療の前後で撮影すると、歯の動きや骨格の変化などを確認することができます。
歯並びが悪くなっている原因は、顎の大きさや上下の顎のバランスなどさまざまです。治療前に原因をきちんと把握することで、お子さまの状況に合わせた矯正治療のご提案に努めています。
当院の小児矯正では、主に「マウスピース矯正」と「床矯正」に取り組んでいます。装置を装着した時の違和感を軽減し、お子さまにとってできる限り負担の少ない方法で治療を進めたいと考え、近年ではマウスピース矯正をご提案するケースが多くなっています。ただし、マウスピース矯正が向かないケースもあるため、その際には床矯正をご案内しています。
マウスピース矯正の装置は透明なため、治療中の見た目が気になりにくいのがメリットです。一方で床矯正は、顎の骨を広げることで抜歯の可能性を下げられる点がメリットでしょう。どちらの装置も取り外しが可能で、ケアが行いやすい治療方法です。
問診・ヒアリング
親御さまが心配していることやお子さまが気になっていることを伺い、歯並びの状態を確認させていただきます。その後、矯正治療の流れや費用、通院期間などについておおまかにご説明いたします。何か聞きたいことがありましたら、遠慮なくご質問ください。
精密検査
セファログラムやレントゲンの撮影、歯の型取り、口内の写真撮影などを行い、噛み合わせや顎の骨の状態をしっかり確認します。
治療計画の立案
検査結果をもとに、治療計画を立案します。お子さまと親御さまにも治療内容を詳しくご説明し、ご同意いただいた上で矯正治療を始めます。
治療開始
お子さまのお口に合わせて作った装置をお渡しいたします。その後、着脱の方法や注意事項、取り扱い方などをお伝えいたします。また、装置が長時間お口の中にあることで虫歯のリスクが高まる傾向にあるため、矯正治療中のケア方法などについても指導いたします。
調整
治療中は矯正治療の進捗確認や装置の調整、クリーニングを行うために定期的にご来院いただきます。調整を怠ると治療が計画通りに進まず通院期間が長引いたり、思うような結果が出なくなったりする恐れがあります。決められた期間を守って通院していただくようお願いいたします。
保定・メンテナンス
矯正期間終了後は歯並びを維持するために、保定装置を一定期間ご使用いただきます。また、お口を健康な状態で保つために、当院での定期メンテナンスには継続してお越しいただきます。
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2024年3月
2024年4月
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